【プレビュー】籔内HCが取り組むチームビルディング。迫る11月4、5日にホーム立川ダイス戦。
B3 LEAGUE 2023-24 第5節
香川ファイブアローズ VS 立川ダイス
11月4日(土) 18時ティップオフ
11月5日(日) 14時ティップオフ
@高松市総合体育館
香川ファイブアローズは1日、今週末の4日(土)、5日(日)に行われる立川ダイス戦に向けてFIVEARROWS TSURUO COURTでチーム練習を行った。
前節横浜EX戦から今節に向けて取り組んでいることはチーム内でのコミュニケーションを高めてチームプレイを改善し、40分通じて決め事を遂行すること。
”コミュニケーションを高めてチームプレイ”をするというと当たり前のようにも聞こえるが、基本戦術のタイミングや質を高めて、最適解を紡ぎだす速さを上げ、広げていく。
それがシーズン通しての「チームビルディング」。
その重要な橋渡しがコミュニケーション。プレイする選手だけでなくベンチプレイヤーも意識的主体的にやっていく。その過程の中で敢えて選手達だけで考えて判断し選択させる。ということを前節の横浜EX戦でも取り組んでいたようだ。
「チームビルディングは(結果が出るまで苦労が多く喜びは結果がでる一瞬に集約されるという意味で)出産に似ている。ブースターの皆さんも含めてチーム全体で我慢が必要な時期なんです。」と籔内HC。そして開幕月の10月を終えた4勝4敗の現状、「状況としては勿論いいとはいえないが決して悪い訳でもない」。ただシーズンを経ていく中で拙速に指示を出してこれをやってくれというのをやっていくと、手詰まりになり、一人の選手のこのプレイがないと勝てない、ではチームは育っていかない、とも話す。
この日は状況に応じた判断、意思疎通の部分を何度でも練習中にコーチ自らコートに入り、レクチャーを交えながら選手達に話し続けた。
どのチームもやりたいバスケットがあり、それをどう上回り表現していくか?に腐心する。プレイするのは選手達で、シーズン序盤の現在、取り組む課題は多く、いくつも超えるべき壁がチームの中にある。
前節の横浜EX戦で連敗し、ここまで4勝4敗の11位だが、幸いにも首位の鹿児島でも6勝2敗とゲーム差でいえば2。まだ慌てる時期ではない。
今週末に対戦する立川は6勝2敗で首位鹿児島とゲーム差なしの4位と好位置につけている。
11月は立川戦、翌週ホーム豊田合成戦のホーム4連戦。波に乗りたい香川ファイブアローズ、シーズンの今後を左右しうる大事な11月序盤となる。もちろん、ホームブースターの声援が発展途上のチームを勇気づけ、勝利を手繰り寄せる力となるはずだ。
〇香川ファイブアローズのここに注目!
ルーキーの末廣力久選手。現在、全試合出場し平均プレイタイムは約10分程。品川戦、横浜EX戦としつこいタイトなディフェンスと縦の突破を積極的にしかけるなどチームに勢いをつける場面も目立った。またベンチでも大声でチームメイトを鼓舞し続ける。
「プレイタイムが何分であってもやることは変わらないと思っています。自分の武器はディフェンスで籔内HCや阿保ACに求められている自分の役割をしっかりやることだと思っています。周囲へ声をかけるのもルーキーらしく気配りだったりチームの雰囲気もよくしていきたいと思っています」と話す。第4節横浜EX戦のゲーム2では21分42秒出場し、9得点3リバウンド、3アシスト1スティールを記録し大幅にプレイタイムを伸ばしチームに貢献した。どんな立場であっても役割をしっかりと遂行する仕事人のようなルーキーを声援でコートに送り出したい。
〇立川ダイスはこんなチーム
愛媛オレンジバイキングスなどでプレイしたアンドリュー・フィッツジェラルド選手。シュートタッチがよく、確実にフィールドゴールを決めるインサイドを主戦場とするファイターだ。B3の得点ランキング1位、平均得点25.38点。フィッツジェラルド選手対ラベネル選手はB3で見られるのが贅沢なマッチアップ。迫力十分で見逃せない闘いとなるだろう。
当然、個人頼みにしてはならないという点でチームで守りを固め、フィッツジェラルド選手だけでなく、思うようにプレーさせないことがファイブアローズの課題となる。B1富山でプレイしていた飴谷選手を筆頭に森選手、町井選手といったガード陣にも高い得点力があり手強い相手だ。
また、以前ファイブアローズでプレイした坂井耀平選手が久しぶりに対戦相手として高松市総合体育館のコートに立つ。
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立川ダイス戦のハーフタイムでは参加可能な観客対レジェンド(謎)のシュート対決などもある。参加者は事前申し込みが必要。以下リンクに詳細。こちらも是非参加してほしい。
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