【ゲームレポート】高橋育実選手が勝負どころで躍動。アローズ、ホーム岐阜戦GAME1を勝利。
B3リーグ 2025-26 第13節 GAME1
香川ファイブアローズ 83 -69 岐阜スゥープス
@高松市総合体育館 12月20日(土) 14:00試合開始
(第3クオーター1分21秒、逆転の口火を切る3Pシュート。高橋育実選手)
1ヶ月ぶりのホームの高松市総合体育館に岐阜スゥープスを迎えた一戦。
香川ファイブアローズは香川83-69岐阜で快勝。詰めかけたブースターに勝利を届けた。
前半を37-36の1点リードで折り返した香川。後半開始早々、岐阜のフォトゥ選手と香川の高橋克実選手が3Pシュートを決め合う一進一退の攻防が続く。3Q残り3分57秒、岐阜のエース、プレストン選手に3Pシュートを許しリードを奪われるが、ここから投入されたメンバーが真価を発揮する。
カロンジ磯山選手、高橋育実選手、小林選手らが停滞した空気を打破した。残り1分21秒に高橋育実選手が右コーナーから3Pシュートを沈めると、直後には小林選手がスティールから速攻を仕掛け、トリッキーなパスで再び高橋選手の得点を演出。56-55と逆転に成功する。さらにカロンジ磯山選手が守備で魅せた。岐阜のジャイルズ選手のシュートを豪快にブロックすると、そのまま自ら走り込みダンクフィニッシュ。58-55と最高の形で最終クオーターへ繋げた。勢いに乗る香川は、4Qでも高橋育実選手が勝負どころで3Pシュートを決めるなどリードを拡げる。このクオーターを25-14と圧倒し、年末ホーム4連戦の初戦を白星で飾った。
この試合の立役者はベンチから出場した高橋育実選手と小林巧選手。高橋育実選手は14分弱の出場ながら12得点。小林選手は約15分の出場で7得点4アシスト3スティールと、短い時間で攻守にわたり活躍し流れを変えた。出場時間内の得失点差を示す「プラスマイナス」では、小林選手がチーム最多の+20、高橋育実選手が+14を記録。ベンチから出場のセカンドユニットの爆発が最大の勝因ともなった。
試合後インタビュー
籔内 幸樹HC :
(試合の総括)
前節、新潟で1つ負けましたが、GAME2はしっかり取って、なんとかホームに戻って来られました。 選手たちとも「今日明日、そして来週が年内ラストのホーム戦なので、しっかり勝って終わりたいね」と話をしていました。まずその1つ目のゲームをしっかり取れたのは良かったと思います。
(今日のゲームプランについて)
プランは「自分たち」なので。最近はもう本当にそこの強調がもっとより強くなってるかなっていう風には思ってます。ただ、岐阜さん自体が我慢できるチーム、頑張れるチームなので、そんなに簡単に離れることもないし、離されることもないというか、ある程度、もどかしい時間も多い中で進むゲームかなっていう風に思ってたので。それが本人たちも理解しながら。自分たちが少し、難しくしたことは多少なりとはあったと思うんですけども。ただ、その難しくなったこと自体も、本人たちも理解もして。そこを最後、ゲームがこう進むにつれて、大事な場面でいくつかやりきってくれたなって思ってます。
(第3クオーターで一時逆転された場面について)
最初のところはしっかりジェイ(ランプキン選手)が打ち切りました。その後、岐阜のフォトゥ選手が同じような3Pシュートを決めました。これでスコアがひっくり返っただけなので。逆に言うと、ジェイのしっかりしたシュートが入っていれば、2点から5点アップして。となったら、フォトゥ選手のシュートはなかったかもしれないので。自分たちが気をつけることを怠って、フォトゥ選手の3Pが生まれてるんであれば、ちょっと話は違うんですけど。やるべきことをやっても、バスケットはやっぱりシュート入らない時もありますし、同じようなシチュエーションで相手が決める時もあると思うんですけど。本当に良かったのは、自分たちを見失わなかったこと。見失う時間帯が少なくてよかったなって思ってます。
(育実選手のパフォーマンスについて)
もちろん本人は今の自分のプレイタイムに満足は絶対していないはずです。ただ、昨年よりも少しずつ良くなってきている印象です。彼も大人になってきてるというか。今自分が何ができてなくて出れないとか、何を求められてるとか、どうするべきだっていうところは、少し去年よりかは良くなってるかなっていう印象です。我慢できるとこも増えてきてるので。今日は確かに最後の2本かな。彼のスリーポイントかな。あれがなかったらやっぱりしんどかったんで。すごくよかったなと思いますし。ディフェンスもね、彼らしいアグレッシブにやってくれました。リバウンドも取ったのかな。育実が入って、やっぱりインテンシティ(強度)が上がったのは事実なので。
(明日の試合に向けて)
本当に明日は新しい日とはよく言うと思うんですけど。その明日は明日でしっかり力を出してくるのが、僕は岐阜さんというチームかなと思っています。
高橋 育実選手 :
(試合総括)
さっきコートでも言ったんすけど、やっぱり4連戦アウェーが続いて久しぶりにこの香川でホームで試合ができて。やっぱりそのファンの皆さんの力をほんとにすごいなって感じましたし。やっている自分たちも楽しめたので。絶対に負けれないっていう気持ちでした。
(接戦の展開について)
岐阜さんもとてもいいチームですし、1人1人アグレッシブ。自分たちもインテンシティとか強度を高くしようっていうのは心がけてるんですけど。岐阜さんもちょっと似たような雰囲気があるチームなので。やっぱりその部分では自分たちは絶対負けないでいこうっていう気持ちで望みました。前半が終わった時もロッカーで、後半はまた別のゲームやから、0-0からもう1回自分たちのやることをやろうっていうので入るので。いつもまずは最初の20分。1回ハーフで帰ってきて、またみんなで話して。もう1回また0-0から。1から頑張ろうっていうメンタルで入ってるので。
(第3クオーターで逆転された場面でのチームの雰囲気)
追い上げられたりとか、ビハインドをくらっても、チーム内の雰囲気であったりだとかは、悪く感じなかったです。むしろ、自分たちのやることを徹底しようっていう、もうそれだけ。みんなセイムページって言うんですか。同じ絵を見れてたと思うんで。あんまりそういう雰囲気は感じなかったです。
(第3クオーターでの再逆転のプレーについて)
ビハインドは僕が3Pを決める前に3Pを決められてるんですけど。それも僕がオフェンスリバウンドを取られてしまって決められているので。もう絶対にやり返さなあかんっていう気持ちですね。もうその気持ちが1番強かったですね。もう絶対に取り返してやろうっていう。そこで食らってても次繋がらないので。自分のプレーでやり返すしかないっていうマインドセットになりましたね。
(プレータイムについて)
多いからとか少ないからとか、調子がいい悪い関係なく、与えられた役割をチームのためにやることだけを心掛けてるので。プレイタイムとかそこに関しては別に僕自身あんまり気にしてないというか。出たらやるだけなので。
(自分自身の役割について)
僕はその前からディフェンスで相手を煽るって言うんですか、相手にプレッシャーをかけて相手のミスを誘発することであったりとか、クリエイトできる選手が今シーズン多いので、そのクリエイトしてディフェンスが良かった後のキックアウトの3をしっかり決めきるであったりとか。ディフェンスリバウンド取ったらもう真っ先に自分が1番最初にゴールに向かって走るとか。シンプルなことなんですけど、やっぱりそれをやり続けるのがやっぱり難しいと思うので。もうそれは毎試合、意識するようにはしてます。もちろんできない時もありますけど。はい、意識はしてます。
(この日12得点の活躍)
満足はもちろんしてないですが、点数じゃないですね。僕はいつも言うようにチームが勝てば、1点でも0点でも10点でもチームが勝てばそれでいいと思ってるので。
(今日の試合をしっかり勝ち切れたこと)
嬉しかったですね。やっぱりホームで勝つっていうのは、お客さんの笑顔だったりとか、みんなの喜ぶ姿見るのが、やりがいですし、試合終わった後の、達成感っていうか。僕はそれが1番好きなので。嬉しかったですね。
(明日へ向けての意気込み)
負けないですよ。絶対に。僕たちのやることをやって。それで圧倒するだけです。はい。
(香川:デイビス選手 8得点3リバウンド5アシスト3ブロック2スティール 、今林選手 13得点4スティール 、ランプキン選手 9得点10リバウンド3アシスト 、高橋育実選手 12得点2リバウンド 、請田選手 12得点4リバウンド2アシスト2スティール 、小林選手 7得点4アシスト3スティール )
(岐阜:プレストン選手 20得点13リバウンド2アシスト2ブロック 、フォトゥ選手 14得点5リバウンド1アシスト 、ジャイルズ選手 13得点4リバウンド1アシスト1ブロック )






