【プレビュー】努力を、40分間。Bワン初勝利から3日、アローズは鹿児島戦へ。
りそなグループ B.LEAGUE 2026-27 B.LEAGUE ONE 第3節 ホームゲーム
香川ファイブアローズ VS 鹿児島レブナイズ
10月10日(土) 14時5分ティップオフ
10月11日(日) 14時5分ティップオフ
@あなぶきアリーナ香川 メインアリーナ
7日、ツルオコートでは、コーチ陣が細かな動きを確認し、選手たちは真剣な表情で静かに聞いていた。Bワン初勝利から3日、香川ファイブアローズは10、11日の鹿児島戦に向けた準備に入っている。
福岡戦で初勝利。変わったのは「努力」
開幕から3連敗。3日の福岡との第1戦では105失点を喫したが、4日の第2戦は75-72で競り勝った。東島奨ヘッドコーチは、その違いを「努力」だという。チームへの強い意識を持って、40分間努力し続けられたかどうか。「慢心せず、鹿児島戦の第1戦からやりたいバスケットをしていきたい」と語った。
練習の内容にも変化がある。海外でのコーチ修行から戻った籔内アソシエイトHCが、この日チーム練習に加わった。海外で学んだオフェンスのスペーシングやカットのタイミング、ディフェンスの考え方が練習に落とし込まれ、東島HCは「メニューの狙いを選手が明確に意識できるようになり、内容が濃くなった」と話す。
福岡戦でも課題として残ったのが、ターンオーバーだ。東島HCがチームに示す1試合のターンオーバーの目標は10以下。「有利な場面で得点を急ぐと増える」と分析し、リードしている時ほど、落ち着いて攻めることの重要性を説いた。この日の練習でも、コーチ陣から一つひとつの動きについて指示を受けながら、選手たちは入念に確認を重ねていた。
今林主将、アローズの成長過程を楽しみに
主将の今林萌選手は、第1戦の敗戦後、チームで「やり返そう」と話し合い、翌日に引きずる選手はいなかったと振り返る。先発の5人には試合の入りのトーンを決める責任があり、ベンチから出る選手にはその流れを引き継ぐ責任がある。そう語ったうえで、うまく回らない時こそ率先して声を出すのが自分の役割だとした。
1勝については、「夏からやってきたことは間違っていなかった」と確認できた一方で、「それで何かが大きく変わるわけではない」とも強調。相手が誰であっても変わらない共通のベースを、チーム全員で徹底していく考えを示した。
東島HCは、選手のマインド面のケアにも触れた。練習の前後に声をかけ、状態を確かめているという。「チームとしてはここから」と話し、選手たちが以前よりチームを信じられるようになってきたと感じている。
今季、東島HCが掲げたチームスローガンは「グロースマインドセット(growth mindset)」。60試合を通じて、福岡戦の第1戦から第2戦のような成長を積み重ねていきたい。今林主将もブースターへ「成長の過程を楽しみにしてほしい」と呼びかけた。
○鹿児島レブナイズのここに注目
2022-23シーズン、プレーオフでアローズの前に立ちはだかった鹿児島の絶対的エース、AJことアンソニー・ゲインズ・ジュニア選手。高い跳躍力と豪快なダンクを武器に、得点、リバウンド、アシスト、スティールを量産するオールラウンダー。AJを抑えられるか、注目だ。
○ファイ・パプ月瑠選手が帰化選手枠で新加入
ベテランのビッグマン、ファイ・パプ月瑠選手が帰化選手として新たに加わった。2011年にプロキャリアを始め、横浜、千葉、広島、新潟など多くのクラブでプレー。bjリーグ時代の横浜では優勝も経験している。200cmの体格を生かしたリバウンドやゴール下の働きでチームを支える、縁の下の力持ちだ。






