ファイブアローズ

【ゲームレポート】ルーキー福田健人選手が自己最多14得点の活躍 B.ONEホーム開幕戦GAME1は敗れるも手応え


りそなグループ B.LEAGUE 2026-27 B.LEAGUE ONE 第2節 GAME1
香川ファイブアローズ
82-105 ライジングゼファー福岡
@あなぶきアリーナ香川メインアリーナ
 10月3日(土) 14:05
試合開始
(4Q福田健人選手がランプキン選手とのピック・アンド・ロールでランプキン選手の得点を演出)


今シーズンからB.ONEに臨む香川ファイブアローズは、ホーム開幕戦となった第2節の初戦でライジングゼファー福岡に82-105で敗れた。福岡に3Pを19本(成功率57.6%)沈められて突き放される苦しい展開となったが、後半は先発のルーキー福田健人選手が3Pを決めるなど50-37と上回り盛り返した。福田選手は自己最多の14得点、2アシスト、2リバウンドをマーク。ホームのブースターの前で存在感を示し、次戦につながる一歩を踏み出した。

【元香川のアダムス選手、谷口選手が躍動 福岡の3P砲が響く】

試合は序盤、福田選手の3Pやスキッパーブラウン選手のダンクで、1Q残り5分33秒に14-14の同点とした。だが、そこから福岡の3Pが止まらなかった。途中出場のアダムス選手が1Qだけで3Pを4本全て沈めて13得点を挙げ、前半は32-68と大量リードを許した。アダムス選手は最終的に3Pを6本全て決め、シュートも全て成功させてゲームハイの28得点。谷口選手が3P2本8得点、スパイクス選手が2得点2リバウンドと、元香川の選手がそれぞれ活躍した。

【「ルーキーらしくアグレッシブに」福田選手がキャリアハイ14得点】

「自分の武器であるスリーポイントとドライブを出すという役割を、しっかり出せたのはよかった。ルーキーらしくアグレッシブにプレーしたい」。試合後にそう語った福田選手は、この日3Pを8本放って3本を沈め、積極的に仕掛けた。開幕から3試合連続の先発で、今シーズン最長の23分36秒に出場。自己最多の14得点、2アシスト、2リバウンドに加え、相手のファウルを3つ誘った。ディフェンスをものともせず切れ込むドライブも光り、攻める姿勢が際立った。
福田選手がコートに立っていた時間帯は香川が8点上回り、チームで唯一のプラス8を記録した。プレシーズンからプロの強度に向き合ってきたルーキーが、ホーム開幕戦で確かな爪痕を残した。
徳島県出身の福田選手は、愛知・中部大第一高でインターハイ優勝を経験し、筑波大を経て今年2月に特別指定選手として香川に加わった。昨シーズンB3では2試合に出場して計21分、7得点だったが、プロ1年目の3試合目でキャリアハイを記録した。愛称「けんと」で親しまれるルーキーは、着実に成長を続けている。

【試合後コメント】

東島 奨 HC :

(総括コメント)

今日の敗因についてですが、先ほどファンの方々にもお話しさせていただきましたが、やはり前半の入り、第1クォーターと第2クォーターで、私たちが「努力する」という部分を出せなかったことが大きかったと思います。完全に福岡さんにペースを与えてしまいましたが、第3クォーター、第4クォーターでは、私たちがやるべきことをオフェンス、ディフェンスともにできるようになり、最終的に82点を取ることができました。ただ、前回の熊本戦でも課題になったターンオーバーとセカンドチャンスポイントの部分は、今回も大きな課題だったと思います。合わせて30点を福岡さんに与えてしまっていて、その多くが前半に出ています。

後半はターンオーバーとセカンドチャンスポイントを合わせても8点に抑えられていたので、そこを私自身が選手たちにどう伝え、どうやり切らせるか。明日はそこが鍵になってくると思っています。もう一度、福岡さんと試合ができるので、特にこの部分をもっと意識させて、選手たちがしっかり遂行できるようにコーチングしていきたいと思っています。

(約3000人のブースターの前での試合)

あなぶきアリーナ香川に本当にたくさんのファンの方々に来ていただいて、試合中も皆さんの声援が本当に後押しになりました。明日も福岡さんとの試合がありますので、引き続きチームを後押ししていただきたいと思っています。明日は必ず、もっといい試合をしますので、引き続き応援をよろしくお願いします。先ほどもお話ししましたが、スタッフがどうこうという前に、まず「努力するか、しないか」だと思っています。それは私の責任でもあります。選手たちに努力させることができるかどうか。明日はそこをもっと突き詰めていきたいと思っています。10人の選手一人一人が努力を出さないと、勝てる試合も勝てないと思います。そこは選手たちに対して、もっと正直に、真正面から向き合って、突き詰めていきたいと思っています。

(厳しい戦いが続く中、まず勝つために必要なこと)

第1クォーターの5分に入るか入らないかという段階で、福岡さんのシューター陣がものすごくシュートを決め始めました。それに対して、私たちがオーバーリアクションしてしまったというのが正直なところだと思います。3ポイントを決められた後も、そのままやられっぱなしになってしまい、やり返す姿勢をオフェンスにつなげられなかった。そこが非常に大きかったのかなと思っています。ハーフタイムには、選手たちにも伝えさせてもらいました。この10人の中でも、状況がいろいろ変わる中で、それぞれポジションが違う場面も出てくると思います。それでも、努力しなければいけない部分は絶対にあります。私はプロとして、ファンの方々に夢を与える仕事をしています。だからこそ、私自身も含めて一人ひとりの選手がその自覚を持って、明日コートに立ち、それをプレーで表現しなければいけないと思っています。

今林 萌 選手 :

(総括コメント)

前半は本当に誰が見ても分かる通り、 僕らが本当に情けないプレーをしてしまったなというところが本当にこの試合の一番大きなところで、後半に関しては僕ら のいい時間帯が多かったんですけど、 正直そういうようなことは… あまり意味ないというか。前半にああいう風なプレイをしてしまったので、その時点で今日見に来てくれた皆さんに本当に申し訳ないなと思っています。

(色々複雑な思いもあると思うが、どんな気持ちで今日コートに立ったのか)

ここ何日かというか何週間かいろいろあ ってただ僕らは、どういうことがあっても毎週毎週試合は来るので。そこに対して万全な準備をすることに集中していましたし、もちろん選手たちは僕も含めて引きずらずにというか、本当に今週福岡さんに勝つために1週間練習はしてきていたので。ただこういう結果になってしまったのは本当に悔しいですし、明日やり返すチャンスがあるので。そこに関しては明日も会場に来てくださる皆さんのためにやりたいなと思います。

(前半に引き離された理由、ハーフタイムでの話)

そうですね。熊本戦のゲーム1で相手のエナジーとディフェンスのインテンシティというところに圧倒されて。熊本のゲーム2は前よりもいい戦いができたと思うんですけど。今週はその反省を生かしてゲーム1から試合の入りはしっかり僕らもトーンセットして、いいゲームの入りにしようということを話して入ったんですけど。5 分くらいまでは悪くないというか互角な戦いをできたと思うんですけど。やっぱりこうメンバーが入れ替わったりというところで、どうしてもその流れをつなげていけなかったというのは、新しい課題というか。そこでどんなメンバーであろうと我慢することが大事だと思いますし、そこで我慢しきれなかったというのが、ああいう多い失点につながってしまったのかなというところと、後半に関してはやっぱりハーフタイムでこんだけ見に来てくださっている方々がいるわけだから、僕らの戦う姿勢を見せないと。ファンの方々は離れていっちゃうよという話をして。

そこに関しては切り替えて、全員戦った結果が後半 のカムバックみたいなところにつながったと思うので。ただこういう試合を毎回毎回やってても 本当に意味がないですし。勝たないとファンの方々はついてきてもらえないと思うので明日は前半から僕らのバスケットができるように準備していきたいと思います。

(ホーム開幕戦でかけつけたブースターの応援について)

プレーシーズンゲームでも名古屋さんとやった時にあなぶきアリーナでやらせてもらったんですけど。やっと今シーズンもこのアリーナで皆さんの前で試合ができるようになって本当に嬉しく。今日も感じましたし。後半の盛り上がりに関しても本当に正直プレータイムが人数少なくてプレータイムが長くて。体のしんどい部分もあったんですけどその皆さんの歓声があって足も動きましたし。そうやってどんな時も応援してくださる方々のためにやっぱり僕らは勝ちを届けないといけないなっていうのは思いますし。その上で本当に今日の試合は申し訳なかったなと思うので。本当に香川県を盛り上げるって言ってますけど。勝たないと意味がないと思っているので。明日も声援を送ってくださる皆さんのためにしっかり準備したいなと思っています。

福田 健人 選手 :

(総括コメント)

今日の試合は、特に前半の部分で、戦術面というよりも気持ちの部分が足りなかったと思います。

後半からは、少しずつ気持ちを出せたところはあったと思いますが、それを40分間続けなければいけません。まずはそこをしっかり意識して、明日に備えていきたいと思います。

(第3Qで流れを引き寄せるプレー。今シーズン、どういうプレーをしていきたいか)

プレシーズンからずっと強い相手と対戦してきて、ここ最近になって、ようやくプロの強度にも慣れてきました。その中で、自分の役割も、試合や練習を通して徐々に明確になってきています。自分の武器であるスリーポイントとドライブを、役割としてしっかり出せたことは良かったと思います。今シーズンは、まず自分の役割をしっかりと遂行し、アグレッシブにプレーすること。そして、ディフェンスでもハッスルすることを意識していきたいです。そういった部分を見てもらえたらと思います。

(自身のシューターとしての可能性、今後の目標)

自分としては、3&Dとしてもっとレベルを上げていかないといけないと思っています。特にスリーポイントについては、もっと確率を上げていきたいです。今日のシュートは良かったですが、その波をできるだけ小さくして、安定して決められるようにしていきたいと思います。自分が目標としている、理想としている選手は、西田優大選手(シーホース三河)です。西田選手のような3&Dのプレーやドライブなど、オールラウンドにできる部分をもっと参考にして、自分のレベルを上げていきたいです。

(前半で点差が開き、第3Qに入る場面について)

東島さんから喝を入れてもらって、まずは気持ちの部分で負けてはいけないと思いました。その責任はスタートにあると思います。スタートがしっかりとハーフタイム明けから良い流れを作らなければいけないと思ったので、その部分で自分の役割を遂行できたのは良かったと思います。

(ホームでのブースターの声援について)

もちろん、とても力になります。自分は昨シーズン、特にあなぶきアリーナでは試合に出ず、外からずっと見ていました。実際に試合に出て、自分がシュートを決めた時に会場が盛り上がるのを見るのはすごく嬉しいですし、それが力にもなっています。これからも応援してほしいです。

ライジングゼファー福岡 谷口 光貴 選手:

(4年ぶりとなる香川での試合について)

このあなぶきアリーナは新しいですし、僕が在籍していた頃とは違うなと感じました。クラブがこうして大きくなっていることを、今日は会場でより実感した、そんな試合だったなっていう風に感じています。今は大変な状況だと思いますが、それでもこれだけ多くのお客さんが来てくれている。僕たちがいた頃はもっとお客さんも少なかったので。そういう方々に向けて、僕自身もいい試合を届けて、よりバスケットボールの魅力を伝えていきたいという風な、そんな思いを感じました。この数年で大きく変化したんだなということは、今日見ただけでも想像できます。それはフロントの努力だったり、選手の努力だったり、いろいろな方々の努力があってこそだと思うので、そこにすごくリスペクトしています。

(4年ぶりに香川でプレーして感じたこと)

懐かしい方々もたくさんいましたし、それ以上に「人数が増えたな」というのが、今日フロアに入った時に一番感じたことです。バスケットボールをはじめ、香川のスポーツをこうやって盛り上げてくれているんだなと、僕も感慨深い思いがありました。
僕たちが香川にいた時は優勝(2021-2022シーズンB2西地区)しましたが、なかなかその先に進めなかった部分もありましたし、そういう中で、バスケットボールが香川に根付いてきているんだなと感じています。香川の人たちにも、僕自身のプレーはもちろん、これからのバスケットボールをしっかり見てもらいたいと思います。
これからチームとして、福岡としても、香川もそうですし、リーグ全体としても、もっと良くなっていかなければいけないと思っています。
新しいリーグのスタートでもあるので、お互いに頑張って盛り上げていけたらいいなと思っています。

(元チームメートやコーチとの会話について)

拓朗(筑波U18アシスタントコーチ兼アカデミーコーチ)は今日来ていたらしいんですけど、まだ会えてなくて。阿保コーチとは試合前に少し挨拶をしました。チームが大変な状況だというのは、僕たちが見ていても感じる部分はありました。ただ、その中でもコーチと話した中で、戦う姿勢というのはすごく感じました。
「それでも僕たちはやっていかなきゃいけない」ということを阿保コーチはおっしゃっていたので。僕たちも負けないように、試合に向けて気を引き締めていかなければいけないなと思いました。


【香川】ランプキン 選手 20得点8リバウンド6アシスト / 福田 選手 14得点 2リバウンド2アシスト/ 小林 選手 12得点2リバウンド6アシスト
【福岡】アダムス選手 28得点(FG10/10)3リバウンド1アシスト1ブロック1スティール /  オリバー選手 20得点6リバウンド2アシスト / 野溝 選手20得点2リバウンド5アシスト