【ゲームレポート】請田選手「もう絶対に負けたくない!」ライバル新潟に雪辱。アローズ、レギュラーシーズン開幕戦連勝スタート!
B3リーグ2025-26 第1節 2試合目
香川ファイブアローズ 78 - 62 新潟アルビレックスBB
@あなぶきアリーナ香川 9月28日(日) 14:00試合開始
(第3Q 請田選手がボール保持してゲームメイク)
『(プレーオフで敗れた相手、新潟について)意識するなと言われてもしちゃう相手。スタッフ陣も含めてもう絶対負けたくないって』と、この試合後に請田選手は話した。
昨シーズン、プレーオフクオーターファイナルのゲーム3。前半は31-33の2点差で終えるも、後半から徐々に引き離されて香川61-78新潟で悪夢の敗退を喫した。この屈辱から請田選手はじめ契約継続の選手達はシーズン終了後も休み返上でトレーニングを敢行。その成果は今季開幕戦で劇的に現れた。
「もう絶対負けたくない」—その言葉通り昨シーズンの涙の敗戦を乗り越えた。
ゲーム1では93-76、この日のゲーム2で78-62と新潟相手に圧巻のホーム2連勝。
特にギアを上げたかにみえる後半は、新加入の今林選手の連続スリーポイントシュート、高橋耕陽選手のピックアンドロールプレーからのアタックも勝負どころで決まり、危なげなくしっかりとゲームを締めた。この流れを生み出したのは、請田選手の冷静沈着なゲームメイクだ。
「スリーポイントシュートが入っていた耕陽選手と萌(今林選手)にハイピックを使ってもらおうとした」。試合後の言葉通り、請田選手は新加入選手の決定力を最大限に活かした。新潟の鵜澤HCが「今林選手に2本立て続けに決められたのが痛かった」と語るように、請田選手の的確な差配が試合を決定づけた。2試合を通して、後半からの新潟の強度の高いディフェンスに対し打ち勝ったことは、昨シーズンからの反省点を見事に修正して今季に挑んだ確かな成果だ。
この日プレイタイムは19分54秒。正ポイントガードとしてゲームをコントロールした。試合終了のブザーが鳴り、開幕でライバル新潟を連破した勝利の瞬間に請田選手の表情に浮かんだのは、喜びよりも深い安堵だった。その背中からは、チームの司令塔としての確かな責任感が漂う。
プロ3年目の今季、請田選手は「チャレンジシート」で毎ホーム試合でブースターを招待する。彼自身の挑戦(チャレンジ)は「日本一のポイントガードになること、そして日本代表入りを目指すこと」。この日の2連勝はその壮大な挑戦への確かな第一歩だ。請田選手はアローズの屋台骨を背負い、チームを新たな高みへと導く覚悟を固める。
(香川 : ランプキン選手 12得点11リバウンド3アシスト1ブロック 、 デイビス選手 8得点10リバウンド4アシスト1ブロック2スティール 、今林選手 13得点3リバウンド2アシスト 、高橋耕陽選手 11得点2リバウンド2アシスト 、ヘイモンド選手 13得点1リバウンド)
(新潟 : ムトンボ選手 17得点8リバウンド1アシスト1ブロック 、フェルプス選手 17得点8リバウンド2アシスト1ブロック1スティール 、濱田選手 8得点1リバウンド5アシスト )








