ファイブアローズ

【ゲームレポート】満尾選手が起死回生スリーポイントシュート!アローズ瀬戸大橋ダービーを先取

B3リーグ2024-25 第4節1試合目
香川ファイブアローズ  76-69 トライフープ岡山
@高松市総合体育館 10月19日(土) 14:00試合開始
(4Q、2:42満尾選手が勝負どころで逆転のスリーポイントシュートを決める)

PGの請田選手からのパスをノーマークで受けると迷うことなくスリーポイントシュートを放った。
「スリーポイントシュートを決める前に、自分が二つ大きなミスを大事な時間帯でしてしまったこともあって、絶対に取り返そう。チームに貢献しようという思いだった」と試合後に話す満尾選手。
放たれたボールの行方をしっかりと見送るとボールは見事リングの内側を叩いてネットを揺らした。
香川71-69岡山。
逆転のスリーポイントシュートを沈めて会場の黄色がさざめいた。

「あのシュートが決まる前に実はミツ(満尾選手)を変えるつもりで、リョータ(近藤選手)を準備していた。もっと前で、ミツ(満尾選手)を変える場面というのはいくつもあったけれども、今日はミツと心中しようというかそういう気持ちだった。ギリギリのその場面でシュートを決めたので、交代はカツ(高橋克実選手)にしたというのが一つ今日のゲームのストーリーとしてあった。」と満尾選手の起用について籔内HCが試合後に話した。

交代の判断ギリギリのタイミングでの満尾選手のスリーポイントシュートは最終盤に香川に勝利の流れを呼び込んだ。試合時間の残りの2分30秒は岡山に得点を許さず、チャップマン選手がスリーポイントシュート、デイビス選手がインサイドペイントから得点を追加し最終スコア香川76-69岡山とした。

今シーズン初のホーム高松、瀬戸大橋ダービーGAME1を勝利した。3Qまでで一時11点差をつけて優位に試合を進めるも4Qに追いつかれるというゲームであったこともあり、試合後、「ただバスケットボールが上手いだけでは駄目だ」としきりに反省の弁のあった指揮官。
不満の残る内容ではあったが、最後、我慢の起用に応えた満尾選手が日本籍選手の中ではチームハイの7得点7リバウンド、勝負所でのスリーポイントシュートで香川ホームの勝利に貢献した。

籔内 幸樹HC :

(試合を振り返って)

チームでこういうバスケットをしたら、自分たちがいい流れになるっていうのは、今回の岡山さんも前回の湘南さん、埼玉さん、八王子さんとやっていても全部できるんですね。悪い時間帯を自分たちでコントロールできないっていうのが課題で。もちろん今日のゲームもそれがあったんですが。一つ良かったのは、第2クォーターにちょっと相手にポンと走られるときに、前半のうちに自分たちの方に流れを持ってこれたっていうのは良かったです。

バスケットってどんなチームのセットオフェンスがあっても、ディフェンスのカバレッジがあったとしても、絶対にボールを味方に渡すとか、どんなことがあってもボールを拾うとかそういうねちっこさというか、強さの部分が全くない。そこがないのが一番嫌で。

逆にバスケットのコンセプトや戦術的な深い部分はまだはじまったばっかりだし時間もある程度しょうがないと思うんです。今日はミツ(満尾選手)にトライさせていて、最後のスリーポイントシュートで最後決めて戻してきましたけど。彼を負けても立たせようというような覚悟で。コートの中でしか分からない、伝えられないことがあるので。ただバックアップで出る選手も含めて、1回ぐらいのミスしても変えられないと思っているのか、その1回の部分の感覚が僕とあまりにも違いすぎて。その1ポゼッションの部分を死ぬ気でやれって言っているので、そこが一番なってなかったです。

結局マインドのところが気になるんですよね。外側のフレームを与えても、その外側でカバーするっていうバスケットになってしまう。後追い後追いになってしまうし。それぞれのその中身が強くなって貰わないといけなくて。その1ポゼッションで相手も必死で闘ってくるわけだから。


満尾 竜次選手 :
(試合を振り返って)
自分もスターターだったんですが、ふわふわと入ってしまったところがあり、相手を上回るエナジーとかが足りなくて、自分たちで接戦にしてしまったなったゲームなのかなって振り返ってみて思います。

(初めてのホーム高松は)
ブースターさんのエナジーを感じますし、それが自分たちの力になっているのは本当に感じます。更に欲をいえば、もっともっと自分たちをブーストしていただけるとありがたいかなと思います。

(籔内HCからはどんな声をかけられましたか)
自分たちのチームコンセプトを毎回タイムアウトでおっしゃられていたので、それが徹底できなかったことが課題で。

(逆転のスリーポイントシュートの場面はどうだったか)
いつもディフェンスが外れて開いたら撃つというのは自分でも決めていて。チームメイトからも開いたらどんどん撃っていけと言われていて。ターンオーバーの後や終盤の難しい時間帯など、そこも関係なくしっかり撃とうと思っていました。

(満尾選手の”スイッチ”はどういうとこにありますか)
普段から”スイッチ”をONに入れているつもりなんですけど、第3者の目からみると入っていなかったというこですよね。なんだろう。そうですねやっぱり自分の心の中で誰かがやってくれるんじゃないかなとかそういうことことかな。自分がやってやるぞ、撃つって気持ちはあんまり普段はなかったのかなと思いますし、最後は本当に自分が大きなミスをしちゃったんで取り返さないとっていう気持ちが”スイッチ”になったのかなとも思います。

(香川 チャップマン選手 14得点 11リバウンド 6アシスト 、デイビス選手 18得点 8リバウンド 2ブロック 、 ダマ選手 11得点  7リバウンド )

(岡山 向井選手 18得点 3P 4/6 66.7%、 濱田選手 15得点 3アシスト 3スティール、 マーフィー選手 13得点 7リバウンド 3アシスト ) 

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