【ゲームレポート】アローズ、プレーオフクオーターファイル新潟戦ゲーム1を惜敗。
B3 PLAYOFFS QUARTERFINALS 2024-25 1試合目
香川ファイブアローズ 73-75 新潟アルビレックスBB
@高松市総合体育館 4月26日(土) 14:00試合開始
(第2Q新潟、五十嵐選手をマークする請田選手)
B3優勝、そしてB2復帰を目指す香川ファイブアローズは、ホームの高松市総合体育館で新潟アルビレックスBBを迎えてのプレーオフ初戦。
bjリーグ時代より幾度交えた対戦だ。
瀬戸内を熱く燃やす五つの矢か。越の国より鍛え上げられた牙か。
試合は序盤、新潟の五十嵐選手のスリーポイントシュートが決まり、香川は15-21とリードを許す苦しい立ち上がり。しかし、第2クォーター中盤から、アローズ得意の前線からの激しいディフェンスが機能。このディフェンスで流れを引き寄せ、前半を42-33と香川がリードして終える。
オフェンスでは、キャプテンの近藤選手が5本のスリーポイントシュートを沈める活躍を見せ、第3クォーター終了時には59-46と13点差をつけ、第4クォーターへ。
しかし、第4クォーターに入ると、新潟、五十嵐選手のスリーポイントシュートや、川村選手の1対1などで猛追を受けて、新潟は12-0と連続得点。残り時間3分54秒には、新潟のハント選手のインサイドペイントで逆転を許す。
その後は、香川のチャップマン選手のジャンプシュートなどで、シーソーゲームに。
残り時間26秒、香川は岡田選手を投入しスリーポイントシュートを狙うが、新潟のムトンボ選手に阻まれ、得点には繋がらず。逆に新潟は川村選手のフリースローなどでリードを広げる。
残り7.5秒、香川は請田選手のスリーポイントシュートで75-73と2点差に詰め寄り、再逆転への望みを繋ぐ。さらに、コーナー付近で新潟、川村選手に対し、香川の高橋克実選手と満尾選手が二人で囲み、ジャンプボールを獲得。残り時間5秒でポゼッションは香川。 請田選手は素早いドリブルでゴールに迫り、レイアップシュートを放つも、新潟のハント選手のディフェンスに阻まれ、無念の結果に。
試合後コメント
籔内 幸樹HC :
(試合を振り返って)
結果ゲームを落としたので、もうそれが全てだと思います。プレーオフ明日、明後日二つ取らないといけない。
(請田選手の評価)
ユウヤ(請田選手)は最近良くなってきましたね。4月入ってもう本当に彼自身が、今、変わろうと変わろうとしていることが、やっと何て言うんですかね少しずつですけどコートに出てきたかなっていう印象です。
(前半トランジションオフェンスが良かった。後半は新潟に抑えられた)
トランジションっていうところが言うと、2クォーターに関しても、僕たちが良かったっていうよりもオフェンスが良かったっていうよりかは、ディフェンスが良くて。多分新潟さん2クォーターだけで7つぐらいターンオーバーしてると思うんですね。それがあったから僕たちがより良いオフェンスに繋がったんでトランジションが出てたってイメージだと思うんですけども。ゲーム全体通して、別にそうだな、ここがすごく悪かったとか、ここがすごくできなかったっていうよりかは、本当になんかちょっとずつなんですよね。
例えば、2ポイントも今日35、30%ぐらいかな。フリースローも10本落としてて。だから別にその誰かが落としたからとか、誰かのパーセンテージがどうとかじゃなくて。もしかしたらそういう一つ一つ。ちょっとリバウンドも今日負けているのかな。そこら辺がなんていうかな、最後何か届かなかったというか。リードしてたのに、もうゲーム決めるよっていうところで、やりきれなかったりとか。逆に追い上げられてきたときに、そこを逆に自分たちが取りきれなかったっていうのはあるかなと思います。
(新潟アルビレックスBBのベテラン選手川村選手や五十嵐選手の活躍。それに対して、香川のプレーオフ初戦というところ)
ある程度予想はしてましたけど。ユウヤ(請田)良かったですね。他の選手はまだ全然。実際ゲームに入れてなくて、そうだな、ほとんど入れてないかな。日本人選手に関して言うと、リョウタ(近藤選手)が少し悪くなかったかなと思ったんですけど。最後ちょっと足のこと(4クオーターに足が攣るアクシデント)があって出れなかったんで。ちょっと足りなかったですね。
(明日、明日に向けて)
明日、明後日で変えれることを、それは変えた方がいいってことで、変えれることは絶対変えた方がいいです。ただ、たたかう相手ってのは別にレフリーでもなく、新潟さんでもなく。もちろん新潟さんっていうチームがあるんですけど。例えば今日の2ポイントの低かったパーセンテージ(2ポイントシュート成功率)っていうのは、本当に彼たちが普段撃っているシュートっていうわけでもないし、例えばフリースローも撃ってないわけじゃなくて。このリーグでうちはフリースローが一番多くってます。
パーセンテージも上の方です。撃ってる本数は大体同じぐらいです。でも今日はパーセンテージはレギュラーシーズンを下回った。正しく自分たちに正しいことができてないっていうところはあるので。僕自身は自分たち(勝つのも負けるのも自分たちのバスケットボールの出来次第)かなと思います。
近藤 崚太 選手 :
(試合を振り返って)
これこそ本当にプレーオフだなっていうようなゲームだったかなってワンプレーだったりとかフリースローだったりとかの重みっていうのが今回は今日は自分たちにのしかかった。明日に向けては、もう本当に向こうさんのスタッツっていうのはかなり偏りがあるので、絞るところはわかりやすいんじゃないかなっていうふうには思ってるので。幸いにも、明日、明後日、取ればセミファイナルに進めるので。しっかり顔を上げて、今やるべきこと、明日のゲームティップオフまでにやるべきことを。今はもう本当に頭切り替えてやろうかなと思ってます。
(プレーオフ初戦ということで試合の入りチームの雰囲気)
若手はちょっと硬さがあるのかなみたいなことは、立ち上がり感じてはいましたけど。もう本当に1ピリ(1クオーター)最初3分過ぎれば、普通にやれてるかな。いつも通りかなぐらいの感じではありましたね。でも、ちょっとプレーオフを意識しすぎというのは、あるかなって思います。
全体的にちょっとシュートを打つのをためらったりとか。もちろんその1プレー1ポジションの重みっていうのはありますけど。でもそこで勇気を持ってそれをその重みに対して立ち向かえるかどうかっていうのが結局大事なところで。そこを明日しっかり全員もう1回。全員で全員の顔を引っ張り上げてって思ってます。
(第4クオーターの序盤から連続で新潟に得点を取られたところ)
そうですね。向こうはベテランが多い、経験値が高いので、どこがミスマッチでどこで効率よく点が取れるかっていうことをにかなり長けてるので。それで川村さん(川村卓也選手)のポストアップのところだったりとか、それにちょっとヘルプが寄ったところでカイル(カイル・ハント選手)のエルボー周りでのプレーだったりとかゴール下だったりとか、そういうとこの強みっていうのがあるのかなって思ってます。
(籔内HCから今日の試合、大きく崩れたという訳ではないとの話があった)
そうですね。僕も同じような感じで。本当に細かいところの数字で言えば、全然悪い数字ではない。
ターンオーバーも10だし、リバウンド自体もトータルで向こうに多くは取られてますけど、オフェンスリバウンドは向こう4しか取れませんし、数字としてはかなりチームスタッツは良い数字を残ってるので。僕もまた映像見ないとわかんないですけど。ちょっとずつちょっとずつのひずみが、最後こういう負けんなっちゃったなっていうのは。それは教訓ですよね。
(明日に向けての修正点)
メンタルだけですよね。本当に弱気になったら、駄目なんで。去年一昨年、プレーオフもセミファイナルでゲーム1を落としてゲーム2ゲーム3に取ってるっていう経験があるので、はい。ここで弱気になったら本当に一気に持っていかれるので。しっかり整理して戻ってきたいなと思ってます。
請田 祐哉 選手 :
(試合を振り返って)
まずはすごい悔しいって思いがあって。でも、これがプレーオフっていうのもさっきのミーティングでみんな理解してたんで。また明日もうゼロから絶対もう負けないという気持ちでやろうっていうのは。もう明日来てからというよりも、今日帰ってからそのメンタリティを作っていかなければいけないなって思ってます。
(11得点、4スティールと活躍した)
僕自身のスティール今日4つですかね。ついてるんですけど、本当チームメイトがプレッシャーかけたり、そういう中でのスティールなので。その数字っていうのは本当チームでできたっていうディフェンスのその数字かなと思ってるんで。そこは僕もその隙を逃さずにっていうのは、毎日思ってるんで。本当チームのエナジーをそのまま。何といいますかディフェンスで表現し続けれるように僕もその隙を逃さないっていうのが僕の役割かなって思ってます。
(最後まで気迫あるプレーだった)
ああいう場面で、弱気になって負けるとか。そういう負けるチームってのは、僕ら自身もそういう試合をしたこともありますし、そういう試合を見てきたこともあるんで。絶対若いですけど、最後出てたペリメーターの選手、若いですけども。本当びびらずにっていうのは絶対思ってたし。そのベンチ帰ってきて根來さんとか、ベテランの選手が、「おまえらやれよ」みたいな。そういった思いで鼓舞し続けてくれたんで。一番最後落としたんですけど、その前のシュート(スリーポイントシュート)は決め切れたのかなって思ってます。
(明日に向けて)
そうですね。もう本当エナジーは絶対試合通して落としたいけないですし。明日勝って明後日って思いもあるんですけど。本当とりあえず明日絶対。もう本当に負けた終わりなんで、その気負いすぎず、明日絶対勝つという気持ちで、やっていけたらなって思ってます。
(第4クオーターにやられてしまった要因)
相手のやりたいシュートっていうのも何本か許していますし。僕らがやりたいシュートではあるんですけど、そこで得たフリースローを決めきれなかったっていうのも、本当はああいう流れのスポーツにおいて、少し相手に勢いついた試合かなって思ってますね。ターンオーバーとか、オフェンスリバウンドとかは、あんまり見れなかったんすけど、そういう隙といいますか。相手にも勝てるんじゃないかって希望も見せてしまったのかなっていう思いはあります。
(残り7.5秒での3Pシュートを撃ったとき)
今日のスリーポイントの調子はいつもより良かったですし。最後その相手のフリースローで時間が止まってたんですけど。籔さんがベンチからもう行けという指示もいただいたんで。本当に撃つしかないなって気持ちで撃ちました。
(香川 : 請田選手 11得点 9アシスト 2リバウンド 4スティール 、デイビス選手 11得点 1アシスト 10リバウンド 1ブロック 2スティール 、 ダマ選手 12得点 1アシスト 4リバウンド 1ブロック 、近藤選手 15得点 3P 5/7 1アシスト 1リバウンド 1スティール )
(新潟 : ハント選手 24得点 3アシスト 7リバウンド 2ブロック 1スティール 、 川村選手 21得点 2アシスト 2リバウンド 2スティール 、五十嵐選手 13得点 4アシスト 2リバウンド 2スティール )






