決めた!デイビス選手がブザービーター!!アローズ1ヶ月ぶりホーム戦を勝利。
B3リーグ2024-25 第28節 1試合目
香川ファイブアローズ 71 -70 湘南ユナイテッドBC
@高松市総合体育館 4月5日(土) 14:00試合開始
( 4Q 0分34秒湘南ヒューズ選手をかわしシュートを決めるデイビス選手)
試合終了のブザーと同時に決勝弾を決めたのは背番号5,アレックス・デイビス選手だ。
試合時間残り2秒でエース、チャップマン選手が逆転勝利を狙ったショットが惜しくもリングを弾いた。
誰もが諦めかけたその時、ゴールに飛び込み、手を伸ばしたのはデイビス選手。弾かれたボールをゴールに押し戻し、バックボードに当ててのシュート。ブザーと歓声が入り混じる中、ボールはリングを通過し、劇的な決勝点となった。
「自分が出せるものを全部出そうと思った」とデイビス選手。「0秒までリバウンドという役割を最後まで彼はやり切った」と試合後の籔内HC。デイビス選手のプロフェッショナルとしての意地を見せる様なパフォーマンスだった。
ベンチのチームメイトとハイタッチを交わし、ホームでの勝利を待ちわびていたアローズブースターの「AD」コールに包まれる中、勝利の雄叫びを上げた。
デイビス選手は4Q残り34秒にも、湘南ヒューズ選手との1対1から同点シュートを決めるなど活躍。
18得点11リバウンド5アシスト4ブロック1スティール、貢献度を表す数値EFFが34とこの日のゲームハイ。チームの勝利に大きく貢献した。レギュラーシーズンの最後の月となる4月最初のホームゲームでアローズの大黒柱として、その存在感をいかんなく発揮した。
ブースターと共にホームを守った。チームの勝利を後押ししたアローズブースターの声援
劇的勝利でバスケットボールの醍醐味とも言える試合だったが、盤石の試合運びとは程遠い内容でもあった。
後半開始から一時15点差をつけるもじわじわと追い上げにあい、4Q、2分47秒で湘南ヒューズ選手のフリースローで香川63-63湘南とついには同点に。これには、「いい時間帯もあったんですけど、ミスが多く発生したことと、リバウンドを少し取られすぎたことで、振り出しに戻されてしまった」と試合後、岡田選手。
この日の試合のターンオーバーが17本、トータルリバウンドが香川33本に対し湘南42本と湘南に圧された。
それでも、『ずっとエナジーを送り続けてくれた。ブースターの皆さんのおかげで勝てた』とデイビス選手、チャップマン選手の試合後インタビューの言葉に指揮官は同意した。この日の試合、試合時間残り11秒の湘南キーナン選手のフリースロー時のブースターディフェンス。そのフリースローの1本をキーナン選手が落としたが為に、デイビス選手の決勝点に繋がったことはこの日試合のもう一つのハイライトとなった。3月のアウェー連戦からの応援からの感謝の言葉と、これから応えないといけないと籔内HCは続ける。今シーズンも残り1ヶ月。チャンピンシップ獲得に向かう中でそれにふさわしいチームへ開花となるか。見逃せない1ヶ月となる。
試合後コメント
籔内 幸樹HC :
(試合を振り返って)
湘南さんは、僕らも一つ負けてますし皆さんもご存知の通り、しっかり上位に勝つチームですし、もちろん彼らもプレーオフ進出がかかっている。今日もゲーム自体簡単なゲームになることはもう絶対ないと思っていました。ただ湘南さんがどうってよりかは、もう本当に自分たちっていうところがやっぱりまだまだ。なかなか本当にさっき話した通り覚悟を決めれないというか。そういうゲームをしてしまった。ただ最後AD(デイビス選手)がうまく押し込みましたけど。あれがプロとしてあるべき姿。
今日もAD自身が最初レフリーの笛のところで少しフラストレーションが溜まって。僕たちが一つテーマにすることがあって、それを彼が口に出したりとか表情やいろんなところで伝えてくれて。そこで彼が40分間やり切った。チャップの最後のシュートも、ADは別にシュート落ちるから、もしくはADの所に飛んでくるからジャンプするわけじゃないですよね。
もう絶対最後の0秒まで、彼のうちでの役割ってのリバウンドなので、そこを彼をやりに行っただけで。だからやりに行ったからやれたっていう。そこが今のうちの3分の2ぐらいの選手にそれがなくて、やれるからやるんじゃないんすよ。
やらないといけない僕らの仕事っていうのは。やれるかな、やれないかな、だったら行ってみようか、やれるから行こうかな、やれなかった行かなくていいかな。じゃなくてコートに立ってる以上は責任があるので、やらないといけないですよね。
だから覚悟が足りないっていうのは、もう本当に。そういうとこかなっていうか、言った通りです。この時期に来てまだこんなことを僕が発しないといけない言葉にしないといけないっていうのは。
(取り組んでいるテーマについて)
バスケットっていうのはいい時間帯もあれば、悪い時間帯も絶対あるスポーツで。悪い時間をいかに短くする。いい時間のきっかけになるっていうのは、これがやっぱり自信をもって強気でまずプレーをする。自分自身が相手にも負けない。自分がやるっていう。やっぱりそこの部分と、あとはその自分じゃなくて、チームメイトですよね。チームメイトが勇気を持ってプレーできるような仕草だったりとか、チームメイトをプッシュ、フォローできることをやろう。ちょっとその二つを頑張ろうよと。
うちは今、相手にやられるフィールドゴールのパーセンテージでいえばリーグで1番か2番くらいのディフェンスが出来ています。基本的にはディフェンスが出来ているシチュエーションだとそういう状況なんですね。
どうしてもここの何節かはずっとターンオーバーが多くて、ディフェンスができないところでの失点で負けたりとか、クロスゲームになったりというシチュエーションがたくさんあるんですけど。まず僕の感覚ですけど、弱気でプレーして、自分自身が何か悪いことが起きたときに、その仕草をチームメイトに見せて、いいことあるのかなっていうのがあったので。まずちょっとこの二つは先々週ぐらいから言っていて。今日ADはずっとベンチへ帰ってきても言っていました。(良くない結果のプレーがあっても素早く切替をして)次やろうって。
どんなときも自分が良い調子いいとか悪い関係なく。やってやってやって、最後、彼にそういうチャンスが来て、彼らものにしてくれて。彼にチャンスが来たのも、なにも特別なことではなくて。彼は最後の最後まで自分の仕事をやり切ろうっていうあれが本当にプロで。今日も最後のクロスゲームのところのポジションも相手に91番(湘南、高木選手)かなベースラインの所からレイアップ決められて。チャップ(チャップマン選手)は日本人の子に、ファースト、なんでこのタイミングでレイアップされてんのっつって。ファールしてでもいいから絶対フリースローを出してもいいから絶対決められたら駄目だろう。て。
それを言った後にチャップが、もう一回自分たちから頑張ろうって。全部チャップがやるんですよ。怒るのも褒めるのも。もうどっちも外国籍選手がやらなあかん。どっちもコーチがやらなあかん。やっぱりそこがやっぱちょっと今うちの弱さかなって思いますね。
(ブースターの皆さんへの感謝)
アウェー3月、4週連続で、もう本当に僕の向かいの僕の目視できるところの皆さんだったり、後ろだったり、自分たちの近い方のリング下。もう本当に皆さんの声でアウェーだけど全然アウェーに感じないぐらい。本当にそれは。あの2人(チャップマン選手、デイビス選手)も今日それを発言するってことは、僕も彼らもそう感じてるからだと思うんですね。だから本当にそこに関してすごい感謝してます。その前の岐阜戦でもそうですけど、本当に助けてもらっているなっていうのが、たくさんあって。助けてもらってる中で、僕たちは返さないといけないし、何かを示さないといけない。
(香川:デイビス選手 18得点 5アシスト 11リバウンド 4ブロック 1スティール 、チャップマン選手 17得点 1アシスト 6リバウンド 2スティール 、岡田選手 6得点 3P 2/2 )
(湘南:ヒューズ選手 15得点 20リバウンド 4ブロック 2スティール 、 高木選手 19得点 1アシスト 1リバウンド 1ブロック 、鎌田選手 12得点 4アシスト 6リバウンド 1スティール )







