ファイブアローズ

岡田優介選手がスリーポイントシュート4本で牽引。アローズレギュラーシーズン最終節八王子戦GAME1を勝利。

B3リーグ2024-25 第30節 1試合目
香川ファイブアローズ 90 - 78 東京八王子ビートレインズ
@高松市総合体育館 4月19日(土) 14:00試合開始

(4Q1分22秒、4本目となるスリーポイントシュートを決めて請田選手とハイタッチする岡田選手)

今シーズン限りで引退となる40歳、元日本代表シューターが代名詞となるそのスリーポイントシュートでアローズを牽引した。
「レギュラーシーズンはもう今日と明日しかない。躊躇しちゃいけない。良いシュートであれば、常に打つという気持ちで後半挑んだ。」と岡田選手。

第3クォーターの投入直後のインバウンドプレー。左45度から放たれたスリーポイントシュートが鮮やかにネットを揺らす。1分9秒にはやや距離のあるスリーポイントシュートを沈めた。
「連続で決めるスリーポイントシュート、6点というのをすごく意識していて、チームに流れを持ってくるポイントだと思っているので。それは今日はできた。」
岡田選手のポリシーを貫く様なスリーポイントシュートだった。岡田選手の投入からのアローズは香川11-4八王子と突き放し、3Q終了時にはリードを23点差まで広げた。

この日の岡田選手の勢いは第4クォーターに入っても止まらない。今度は右45度の位置からスリーポイントシュートを射抜き、会場が大きく響めく。試合終盤、八王子も必死の追い上げを見せる中、第4クオーター1分22秒、岡田選手は請田選手からのパスを受け、この日4本目となるスリーポイントシュートを炸裂。「キター!」榑谷MCの叫びとともに八王子が堪らずタイムアウト。この日の決勝点となるスリーポイントシュート。高松市総合体育館には、鳴り止まない岡田選手への「ユースケ」コールが響いた。

そして今シーズン初の優秀選手賞に選出。
試合後、「みんなが空気を読んでパスを回してくれたので決めることができた」と謙遜した様子で話す岡田選手だったが、勝利への流れを大きく引き寄せた4本のスリーポイントシュートとそれに到るまでのプレーに贈られた声援は間違いなくこの日一番だ。
明日のレギュラーシーズン最終試合には岡田選手の引退セレモニーが開催される。この日の岡田選手がもたらした勢いのまま、明日レギュラーシーズンの締めくくりを全員笑顔で終えたい。

籔内 幸樹HC :

(試合を振り返って)

今日のゲームを20点30点差で勝つっていうシチュエーションも別に全然ありますし、例えば金沢でのゲーム2じゃないですけど、クロスゲームなるっていうのも別に考えられる。決して彼たちも消化ゲームとかやってるわけじゃないですし。気になるところはいくつかあったので。そこだけ彼らに伝えてあとはしっかり明日。もちろんプレーオフで来週ここでやりますけども、一つ節目52試合の目の節目であるっていうのは事実なので。しっかり勝って。
もちろん明日は優介にとっても大事な日(岡田優介選手の引退セレモニー)なので、彼のためにも勝たないといけないなと思ってます。

(岡田優介選手の活躍について)

今日は彼が打つ場面でしっかり打って。皆さんが見てたらやっぱりシュートが入ったらばいいと思うのは、全然いいんですけど。僕たちは別に素人じゃなくて、やっぱりそのシュートが決めてても自分たちのこの部分というのは優介に求めるし、若手にも求めるし、ベテランにもそこに差はないので。もちろんシュートっていうのは彼の一つの一番の魅力で、武器であることは事実ですけども。彼はバスケットボール選手なので。彼が選手である限りはそこ以外のところで僕は彼を評価したりとか、彼を逆に言ったら何ていうんですかね、最後の最後まで成長してもらいたいなという部分です。

(ダマ選手の久しぶりのプレー)

金沢のときも、やればやれるかなっていうぐらいまで戻ってたので。ただもう1週しっかり見て練習やろうと言って。今週の練習みてたので。今日彼がこれくらい動けるのは全然想定内ですね。

(プレーオフまでに出来ること)

やることは大きく変わらないです。本当にここ最近ずっと言ってるのは、ここに来て、ああだこうだっていうよりかは、まずは強気にやりなさい。自信持ってやりなさい。個人にはあとはそれと同じぐらい、チームメイトにも自信が持てるような雰囲気を強くできるような状況を作ってあげなさい。というのもここ最近ずっと言ってて。
もちろんコーチ陣もプレーしてる子たちもが100%合致するプレーとなかなかないと思うんですよ。
オフェンスもディフェンスも。その合致するところがない中で起こったミスも出てくるだろうし。
例えばそれがディフェンス起こったんだったらもうやりながらそのディフェンスを話してもしょうがないんで、悪いディフェンスしたんだったらいいオフェンスすることに集中したらいいし。そうやって合致しないオフェンス終わっちゃったんだったら、ディフェンスを頑張れなきゃいけないし。もちろんボールが止まったりとか、タイムアウトでもいいし。例えばそのポイントトークっていうのですけれど、ポイントにあったときのことを、そのとき話したらまだ入ると思うんですけど。もう本当にもう、何て言うんすかね。1ポゼッションよりベターになるように次のプレーというのを意識させたいなと思ってます。

(試合後に応援メッセージを届けてくれたこと)

すごいですよね。あれだけ大きい人間が目の前にいながらでもしっかり自分の言葉で、自分で書いたものをしっかり読めるっていうのは本当に素晴らしいなと思ってます。
僕らの仕事っていうのは何かを与える仕事。そういうところも含めて、僕らが唯一返せることっていうのは、もちろん勝ちを返したいし、優勝を返したいけどコントロールできない事実もあって。だからこそコートに立つ。僕はもうプレーはしないです。でももしかしたら僕が話すことで、そうやって何かを与えるかもしれないし。選手は選手で行動の中で彼らのプレー、彼らの言動で何かを感じて帰ってくれるかもしれない。これも僕の中ではプロとしての仕事だと思ってるので。それが今日このお手紙とかも聞いててもいろいろ感じてくれてるのかなとか思ったので。それは嬉しかったです。

岡田 優介 選手 :

(試合を振り返って)

それなりの時間帯いいプレーができたと思いますし、それぞれ選手がいいところだったんじゃないかなと思うので。でもプレーオフに向けては少し短い時間ですけど、少しミスが出たりとか、課題もある試合だったかなというふうに。総評的にいうとそんなふうに感じました。

(第3クオーターでシュートが決まって)

今日出て2本外したので。もう少し難しさを感じてたんですけどで。でも残りね、もう今日と明日しかないのでレギュラーシーズンは。躊躇しちゃいけないというふうに思って、良いシュートであれば、常に打つというふうな気持ちで、後半に臨んで一発目で決められたので、その後は気持ち的にもリラックスして打てたかなと。良かった結果、連続して入れることができたのでよかったなと思いました。

(ブースターからの声援)

いやもうすごくね、届いてました。その声援にね、答えなきゃっていう思いもすごいありました。前半もね、交代で出たときに、拍手であったり、歓声であったり。そういったものを感じたので。少しぐらいはいいとこ見せなきゃという気持ちでやりました。

(3Pシュートが入る度に大きな歓声が上がってチームに勢いをもたらした)

今日に関しては僕自身がそれを強みにしているのでスリーポイント。連続で決めるスリーポイントっていうのをポリシーにしていて。6点っていうのをすごく意識してるんですけど、どこで6点を取るかっていうところが。相手に精神的ダメージであったりとか、チームに流れを持ってくるポイントだと思ってるので、はいそれが今日はできたんじゃないかなとは思います。

(引退セレモニーがあるが意識していたりしますか)

そうですね。明日そうなんですけど引退セレモニーなんですけど、今日か明日どっちか一本でも決めたらいいなと思って。ちょっと皆さんやっぱ期待してる部分があったと思うので、今日決められたので、ちょっとほっとしたというか。

もちろん香川の皆さんも来てくれましてくれてますし、逆に遠方から昔から応援してくれる人もわざわざ今日明日のために来てくれる方も連絡もらったので。そういう人たちのためにもいいところを見せたいなとは思ってます。

(岡田グッズをたくさん持っている方も)

いろんな人がそういうふうに協力してくださって、岡田グッズとかね、そういったものを身にまとってくれてるのは本当に嬉しく思います。醍醐味といいますか、プロ選手を続けてきてよかったなというか。ああいう光景を見ることができて、最後までプレーができるってことはすごくありがたいかなことなので。最後までしっかりやりきりたいなと思います。

(香川 : 岡田選手 12得点 3P 4/7 57.1% 、デイビス選手 22得点 5アシスト 8リバウンド 2ブロック 1スティール 、 ダマ選手 12得点 2リバウンド 1ブロック 2スティール )

(八王子 :  ドブラス選手 20得点 2アシスト 8リバウンド 1ブロック 2スティール 、 スティーブ選手 12得点 1アシスト 9リバウンド 1ブロック )

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