ファイブアローズ

【ゲームレポート】アローズ秋のダンクまつり!ダンク8本で連勝も8!

B3リーグ2024-25 第8節2試合目
香川ファイブアローズ  81-69 山口パッツファイブ
@高松市総合体育館 11月17日(日) 14:00試合開始
(第3クオーター4:11高橋克実選手からパスを受けてダンクを叩き込むチャップマン選手)

黄色のユニフォームが宙高く舞った。
アローズのチャップマン選手が、デービス選手が、そしてダマ選手が、飛んでまた飛んでリングへ叩き込んだ。

試合の序盤、今シーズンアローズの得意のディフェンスからの速い攻撃でチャップマン選手とデイビス選手がダンクを叩き込む。10フィート(約305cm)の高さのリングにボールを直接叩き込むダンクは有名漫画のタイトルであるほどにバスケットボールの花形だ。その迫力のあるプレーにホーム高松市総合体育館に集まったブースター達の歓声が響く。前半2点シュート成功率を11/16(68%)とアローズが相手リングをアグレッシブに攻めて主導権を握る。

だが今シーズンのアローズはこのままでは終わらない。後半からは香川ファイブアローズの秋のダンク祭りだ。
3Qにはチャップマン選手が3本のダンクを加えて合計4本、4Qにデイビス選手がアリウープダンクを含む合計3本のダンク、そして4Qダマ選手のダンクも出てアローズのダンクは合計8本に上った。山口パッツファイブのプレストン選手も負けじと3本のダンクを決めて、両チーム合わせるとなんと12本のダンクがこの日の試合で飛び出した。
文字通り次々と飛び出すダンクに今シーズンからMCを務める加藤直さんも思わず「フゥゥーッ」と、マイク越しに興奮した声を漏らした。

この日、4本のダンク含むゲームハイの17得点を上げたチャップマン選手は、
「相手にスリーポイントシュートを決められた後、まずはディフェンスをしっかりとしないといけないことが前提ですが、やられたことを引きずらないこと、切り替えることを考えていた」。とこの日のハイライトを振り返った。

結果、前日には山口に上回られるクオーターがあったが、この日の試合では3Qが18得点と両チーム同点のところ以外はすべてのクオーターの得点で香川が上回った。
そのダンクに込められた意思は確実に相手の逆転のチャンスの芽を断ち切るプレーとなった。
相手に流れを渡さずゲームを締めて8連勝。見事にホームを守りきった。

この日会場に集まった観客は前日より増えて1405名。試合中にも選手、ブースター達にも笑顔が多かったのは、幾度となく起きた「ドカーン」と風穴を空けるダンクに快哉を叫んで、バスケットボールのその醍醐味を味わえたからに違いない。

試合後コメント

籔内 幸樹HC :

(試合を振り返って)

1Qの最初の4分は良くなかったですけど、残り6分ぐらいから良くなった。自分たちの気をつけないといけないところをひたすらやられていた4分間だった。残りの6分からは自分たちの点数が入ったとか、自分で新しいプレーをしたとかじゃなくて、こうあるべきだよっていうことが出来はじめた。

スリーポイントを山口さんに9本決められて、オフェンスリバウンドを19本取られて、それでも失点が69得点っていうことは、逆に言えば、自分たちが正しいディフェンスができて、しっかりとクロージングまでできていたら良いと思います。

山口さんのオフェンスリバウンドだったり、スリーポイントシュートというのは(山口の)一つの強みでもあるので、必ずしも自分たちの思い通りにはいかない。ただ、今日勝ち切れたのは、例えば、相手にオフェンスリバウンドを取られるとして、それをチームとして相手にオフェンスリバウンドを取られ続けないようにすること。
誰か一つのミスとか、ターンオーバーというのを単体で考えるんじゃなくて、誰かがやってしまったミスを、チームとして一つだよと、だからチームとして二つ目は絶対にやられないっていうところ。そこが今日は少し良かったから失点を防げたのかなと思います。

(籔内HCから見て良くなってきたと思う選手を一人だけ上げるとしたら)

ユウヤ(請田選手)じゃないですか。自分のプレーよりかはチームに合わせよう、チームのことをしなければならないっていうバランス。チームのやらないといけないことを理解してやるべきことをやって、自分の個性も出せるようになってきたと思う。
得点も取れる選手だけれども、最初の方だと横にユースケ(岡田選手)がいると彼にパスを出そうとして、追ってしまうし、周りの選手に何か言われると気にしてしまうところがあったんですけれど、今はそこのバランスを見ながらしっかりと自分の良さも出せるようになってきたと思う。

(PGの二人の高橋克実選手と請田祐哉選手の持ち味が出始めてきた)
カツ(高橋克実選手)も彼の持ち味のスコアが安定してのってきた。チームのバスケットをやらないければならないっていう責任感とかが他のポジションに比べるとあるし、彼らは真面目に練習をする子達なので。それに今も責任感をもってやってくれていると思うので。チームのやるべきことを理解した上で、二人(高橋克実選手と請田選手)のPGの良さもそれぞれ出てきたので、ちょっとだけ楽しいかなって感じはしています。

(香川 : チャップマン選手 17得点 10リバウンド 4アシスト 1スティール 、 デイビス選手 17得点 4リバウンド 2アシスト 1スティール 1ブロック 、高橋克実選手 14得点 5アシスト 1スティール 1ブロック )

(山口 :  コラム選手 16得点 8リバウンド 、川上選手 15得点 、プレストン選手 13得点  8リバウンド )

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です