アローズ圧巻のチームディフェンス。今シーズン最少失点&ホーム最多観客で横浜エクセレンスに勝利!
B3リーグ2023-24 第21節1試合目
香川ファイブアローズ 83-49 横浜エクセレンス
@高松市総合体育館 3月2日(土) 18:00試合開始
2試合目
香川ファイブアローズ75−76横浜エクセレンス
@高松市総合体育館 3月3日(日) 14:00試合開始
1試合目は香川ファイブアローズ今シーズンの最少失点・最多観客で勝利!
会場はお祭りのような賑やかな雰囲気の中、試合が始まると大勢の拍手と声援がチームを後押しした。この日高松市総合体育館に詰めかけた観客は2811名。通常の座席は完売し、急遽立ち見席を準備した程だった。Bリーグになってからの香川ホームの最多観客数を更新。プレイオフ進出に向けてブースターの熱量は高まってきている。
試合は序盤から今シーズンの代名詞ともいうべき粘り強いディフェンスで横浜エクセレンスのシュートを防いだ。
ダマ選手のダンクシュート、そして二人三人と相手に襲いかかるようなチームディフェンス。その度大きな歓声が沸きブースターがチームを後押し。横浜EXのシュートが外れるとすかさずダマ選手、ラベネル選手らがリバウンドを奪取し隙を与えなかった。
香川のディフェンスによって横浜エクセレンスの前半のシュート成功率は25%まで落とした。放ったシュート32本の内決まったシュートは8本のみ。対して、香川はタイトなディフェンスから速い展開に繋げ順調に46得点と重ねた。更にリバウンドでは前半で香川28本に対して、横浜EXが14本と差をつけた。横浜エクセレンスにとっては頭を抱かかえるような滑り出しだった。前半を香川46−23横浜EXとすると、後半に入っても香川のチームディフェンスは強度を落とすことはなかった。最終スコア、香川83−49横浜EX。リバウンドでは香川48本に対して横浜EXが35本と大きく差をつけて、今シーズン最多観客を前に最少失点で勝利した。
2試合目は香川ファイブアローズの観客数新記録3206名で大接戦白熱の延長戦
3206名の満員の観客の前で白熱の大接戦だった。リードチェンジは8回、両チーム得点が並ぶタイは4回とまさに大白熱のシーソーゲーム。
昨日の香川優勢のディフェンシブな試合展開から、横浜エクセレンスもさらにタイトなディフェンスで香川を苦しめた。やられたらやりかえす、意地と意地のぶつかり合い。前半が終わって両者一歩も引かず、香川40−40横浜EXと折り返すと、後半に入ってさらにタイトなディフェンス合戦の応酬。3Qは香川8−9横浜EXとお互いが一桁のスコアで4Qへ。4Qは横浜エクセレンスの西山選手、菅選手の3ポイント攻勢で一気に香川を突き放すと、なかなか追いつけない展開で試合時間39秒と残りわずかのところだった。
香川ムンホ選手のスリーポイントシュートが横浜EX西山選手のファウルを誘いバスケットカウント・アンド・ワンスローの4点プレーを成功させ2点差と詰め寄る。そして、横浜EX井手選手がフリースローを1点決め返すと、その次の香川の攻撃でランダル選手が遠い距離からのスリーポイントシュートを成功させて香川66-66横浜EXと同点延長戦へともつれ込んだ。延長戦でも香川、横浜EXの一進一退の攻防になるが最後惜しくも1点差で敗戦となった。
しかし、超満員となったこの日の2試合目、会場の声が跳ね返り、天井から降り注ぐような大歓声・大接戦のAゲーム(素晴らしいAランクと呼ばれる程の試合)となった。
上良キャプテン「連敗した相手に負けない。横浜、福井としっかり借りを返す」「プレーオフに向けてしっかりと勝つことが僕たちの目標」
前回対戦したシーズン序盤の10月の第4節アウェイ横浜エクセレンスでの2連敗の悔しさを決して忘れてはいなかった。今節対戦するにあたってチーム内で連敗した相手にしっかり借りを返すべく準備。「3000人近くのお客さんの前でしっかり勝利できたっていうのは、大きかったですし一番はやっぱり横浜に一つ借りを返せたっていうのがやっぱり今日、結果が全てだと思う。いい形で相手がシュート入らなかったにしろ自分たちのディフェンスが今日はできてた。横浜、福井と連敗した相手が続くのでしっかりそこで借りをかえすようにやっていきたい」と、その中でしっかりと今シーズン最少失点でホームの高松市総合体育館で勝利し、手応えをつかんだようだ。
「また、プレーオフで勝つことが僕たちの全てなんでそこに向けてやっぱりしっかりチーム力を上げていかないといけないので、籔さんから求められていることも増えてきましたし、その質も上がってきてる。そこを選手がどうアジャストしていくかがこれからの試合、大事なっていく」とシーズン終盤そしてプレイオフに向けて決意を語った。
ランダル選手「負けるつもりは全くない。明日はもっと良くしていくつもりだ」
この日、23得点、フリースローを11本中11本決め、5リバウンド、5アシストと活躍したランダル選手は、「フリースローを獲得してしっかりと決めるという自分の持ち味。相手チームがファウルが重なると相手のやりたいオフェンスとしても機能しなくなるのでそこは狙いでもある。明日も勿論負けるつもりはない。もっと出来ると思うし、良くしていくつもりだよ」
籔内HC「お客様の声援が間違いなく僕たちの力になっている。ホームで連勝を目指す」
「選手達がほんとによく頑張ってくれたと思います。自分たちがやるべきことをできたということが勝利の要因。あとはホームの雰囲気。私も香川に携わって一番お客さんが来ていただけた。こういうところでやれるっていうことが選手にとっても一番やりがいのあることですし、選手の背中を押してもらえる。このような雰囲気が間違いなく僕たちの力になっていると思います。前節でしながわシティに負けてますし、相手がどこであっても勝つことはそう簡単ではない。ホームでしっかりと勝ちきる意識を持って明日またチャレンジをしたいと思う」
B3レギュラーシーズンも大詰め。B2復帰とB.ONEカテゴリー入りに向けて。
第21節の横浜エクセレンスとの試合は、惜しくもホームで連勝とは及ばなかったが、香川ファイブアローズの観客数の新記録を更新し、両日合わせて6017名と今節の観客数の目標に届いた。現在、一試合の平均観客数は1,545名。1500名以上の観客数がBリーグ2026年新フォーマット、B.ONEのライセンス基準となる。
いよいよ残り試合は10試合となった。プレイオフをどの位置で迎えるか最後の椅子取り合戦が始まっている。現在順位は2位。ホームの試合は残り6試合のみ。B3リーグ首位となる福井ブローウィンズ戦が観音寺市立体育館で行われる。より一層のブーストを。
1試合目
(香川:ランダル選手 23得点 フリースロー11/11 5リバウンド 5アシスト 、ラベネル選手 18得点 14リバウンド)
(横浜EX:チャバルス選手 11得点 11リバウンド)
2試合目
(香川:ダマ選手 19得点 9リバウンド 、ランダル選手 18得点 7アシスト ラベネル選手 11得点 10リバウンド、 松井選手 10得点)
(横浜EX:チャルバス選手 18得点 14リバウンド、 西山選手 17得点 6アシスト 、オルムイワ選手 12得点 13リバウンド)