ファイブアローズ

【ゲームレポート】今シーズンのアローズの真骨頂!超攻撃的チームディフェンスで連勝は11へ。


B3リーグ2024-25 第10節 1試合目

香川ファイブアローズ 90 - 65 金沢武士団
@高松市総合体育館 11月29日(金) 19:00試合開始
(第4クオーター5:48高橋克実選手がスリーポイントシュートを決めて直ぐさま金沢3番、酒井選手にプレッシャーをかける)

今シーズンのアローズのスタイルとも言えるだろう超攻撃的チームディフェンスの炸裂だ。
金沢に決められたフィールドゴールは65本中22本のみ(成功率35.4%)。
後半から金沢の半ばギャンブルのようなスリーポイントシュートが空を切った。
要因となったのは今シーズンのアローズのスタイルである相手に襲いかかるような超攻撃的チームディフェンスだ。スティール10本、相手のミスを誘うターンオーバーが15本、ブロックショットが6本、相手から奪ったポゼッションは合計で31本。金沢の攻撃の芽を摘みまくった。
コッツァー選手らリング周辺の金沢のシュートにはデイビス選手やダマ選手、チャップマン選手がすかさず別名”ハエ叩き”とも呼ばれるブロックショットを炸裂させる。更には高橋克実選手、近藤選手ら、前線からボールを運ぶ金沢の選手には常にプレッシャーをかけ続けて、相手のミスを誘っていった。

特にこの日目立っていたのは、高橋克実選手だ。
第2Qにもシュートミスから速攻を浴びそうな場面で相手に詰め寄りスティール。
金沢からすれば、簡単に2点が計算できる場面のプレーで、積極的にボールに飛びつき未然に防いだ。
意識にあるのは、チームプレーだ。「誰かが一つミスをしても、ミスはチームでカバーする。」と籔内HC。
チームの為と動いてスティールは3本。金沢チャンスの芽をディフェンスで奪っていった。
ディフェンスのよいリズムは攻撃にも波及。高橋克実選手はディフェンスの良い流れにのってシュートを放ちチームハイの16得点。
最終スコア香川90-65金沢。超攻撃的ディフェンスから効率的オフェンスへと繋げた今シーズンのアローズのスタイルを体現したようなゲームだった。
この日の勝利で連勝は11へ。明日のゲーム2は昨シーズン樹立したクラブ連勝記録12タイ記録への挑戦となる。
今シーズンの新スタイルを守っての連勝記録への挑戦は、B3優勝に向けて再出発したアローズのマイルストーン(標石)となるはずだ。

試合後コメント

籔内 幸樹HC :

(試合を振り返って)
金沢さんという素晴らしいチームにこの2ゲームのうちの1つ目のゲームをしっかり勝ち切れたのは良かったなと思います。
自分たちのバスケットを失う時間が短くなってきたかなっていうのが一番良かったです。
明日勝って12連勝じゃなくてまた明日新しいゲームを、自分たちのバスケットをして、しっかりこの週末をまず終えるように頑張ろうという話をしました。

(明日勝てば昨シーズン樹立した連勝記録タイの12。今シーズン新たに明日挑戦ということで、どう感じているか)
シーズンをクオーターで言うと、2クオーターに入ってきている。1クオーターは僕もだいぶ甘やかしましたし、ある程度若いので、やっぱりコート上でプレーする感覚をつかめさせないといけなかったので、ちょっと許容も大きかったですけれども。最近は2クオーターに入ってきたイメージで、言うこともきつくなってきているし、怒ることも多くなっている中でも、それでも彼らは負けないし、しっかり勝ってくれているので、それは本当に彼ら、選手達の力だと思っています。
今シーズンは昨シーズンと違って、自分たちのコンセプトで勝っているんですよね。去年は相手にアジャストしながら毎回相手の長所を消すということをやってきた。今日の金沢さんとの対戦でも、それは同じ部分はありますが。ただそれ以上に自分たちの姿っていうところに僕自身も重きを置いているし、それを彼たち(選手達)が理解しつつある。ちょっと何かうまくいかないなっていうときに、何か新しいことをして、相手に合わせるのじゃなくて、自分たちの姿に立ち返る。それが結果として成功に繋がる。そういうところに違いがあると思っています。


高橋 克実 選手 :

(試合を振り返って)
結果的に点数が少し離れたんですけれども、出だしにオフェンスリバウンドを取られましたし、ディフェンスリバウンドのところが毎試合僕たちの課題でもあるとも思うので。チームとしても練習をしているところですが。まずは1試合1試合にこだわって勝ちを目指して闘いたいなと思います。

(自身のプレーを振り返って)
本当に1対1で得点を取るという訳ではなく、チームで作った得点だと思っているので。その部分では良かったと思います。コンディション的には試合を重ねるごとに上がっていると思うので。

(連勝が続いている中で、明日への意気込み)
連勝にこだわるのではなくて、本当に1試合1試合大切な試合だと思っているので。最終目標であるチャンピオンシップ、優勝というところを目標にして、まず明日1試合闘っていきたいと思います。

(香川: 高橋克実選手 16得点 5リバウンド 3スティール 2アシスト、 デイビス選手 13得点 10リバウンド 3アシスト 3ブロック 3アシスト、 ダマ選手 13得点  6リバウンド 2スティール 2ブロック  )

(金沢: グリーン選手 17得点 10リバウンド 4アシスト 、 ギガ選手 13得点 3アシスト 1スティール 、コッツァー選手 6得点 9リバウンド )


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