【ゲームレポート】アローズ終盤に急ブレーキ。筑波選手のステップアップが鍵となる。頼むぞ拓朗。
B3リーグ2023-24 第3節1試合目
香川ファイブアローズ 77-82 しながわシティバスケットボールクラブ
@善通寺市民体育館 10月22日(日) 18:00試合開始
(3Qに激しいディフェンスから相手のミスを誘いボールを奪う筑波拓朗選手)
第3節品川戦のゲーム1は、4Q開始時に香川63−52品川と11点差のリードから始まる展開だったが、試合終盤になると品川のゾーンディフェンスからの速攻などで香川のターンオーバーを5本、フリースローを11本獲得されるなど大失速。4Qのスコアを香川14-30品川とし敗戦。ゲームクロージングに課題が残る展開となった。
3Q終了時には勝利まで視界良好にも思われた。が、またしても。と言わなければならない。
似たような試合展開は2節徳島戦、開幕の湘南戦にもあった。
試合後籔内HCからも「現状自分たち弱い部分、というのがなかなか、もちろんゲームを重ねるごとに改善できてない事実もあり、湘南戦徳島戦も含めて、同じような展開はずっとあった。4Qで30点取られているということが一番」と、4Qの試合終盤にターンオーバーを重ねてしまい勢いを失ってしまうことについて話す。「一対一の部分でやられすぎました。イージーバスケットもそうですし、簡単な部分ターンオーバーからのミスもそう」と山本エドワード選手。
「敗因は4Qで30点を取られてしまったディフェンス」と籔内HCが前置きしつつも、チームバスケットをするには外国籍選手だけではなく、日本国籍選手もしっかりとステップアップしなくてはこのリーグで勝っていくには十分でない。今回4Qの終盤の場面では品川のゾーンディフェンスに対するオフェンスでは筑波選手のアウトサイドシュートが鍵となったが、シュートが決まらず、そこから速い展開に持って行かれ決められるなどした。
この場面について籔内HCは、「彼が外したから負けたのではない。明日のゲームでも同じように(相手ディフェンスの隙がある場面で)シュートを打ってくれれば良いと思います。タイムアウト中ではチームメイト達が積極的に打つようにアドバイスしていてそこに関しては何も言うことはなかった。」と話す。
「去年出てなかったからわざわざ僕が気を遣って使ってるわけじゃなくて、僕は彼を使いたいから起用しています。去年(降格の経験という)あれだけ悔しい思いをした。彼の良さっていうのが、言い方悪いですが、当たり障りないプレーをしてしまっている。(チームのバランスをとる動きをすることが多い。)それは彼のいいところです。もちろんなんですけど、やっぱりバスケットというのはある程度1対1の部分がある。目の前の選手に負けない、目の前の選手をしっかり止める、そこをやっつけるというところ。そこを彼自身が乗り越えてこないと、彼も30歳超えてもう1個ステップアップするっていうのは、陰で何かこう、いい塩梅であるプレイヤーで終わるんじゃなくて、主役になるっていう部分も、彼自身はもちろん身につけていかないといけない」と籔内HCは話を続ける。
昨シーズン、ベンチで仲間を迎える時、チームメイトの背中を押し励ます姿が多かった筑波選手。B2への昇格ではなく、B2へ戻る。その言葉とともにコートに立つ。
(香川:ダマ選手 10得点11リバウンド5アシスト2ブロック2スティール ラベネル選手 14得点 9リバウンド 松井選手16得点 ランダル選手 11得点)
(品川:コヴァル選手 14得点15リバウンド 高橋選手 17得点6リバウンド)