ランダル選手が値千金スティール!トライフープ岡山の猛追を振り切りアローズ丸亀で勝利!
B3リーグ2023-24 第24節2試合目
香川ファイブアローズ 80-72トライフープ岡山
@丸亀市民体育館 3月24日(日) 18:00試合開始
(4Q0:32でトライフープ岡山、高畠選手からランダル選手がスティール)
「スイッチディフェンスをしてハードに出て行った結果うまく手に当たってくれた」と試合後のランダル選手。
試合時間残り42秒香川が4点リード。トライフープ岡山ボールでの高畠選手とサミュエル選手のピックアンドロールのプレーの場面。
サミュエル選手にマークしていたランダル選手が飛び出すようにボールを持った高畠選手を強襲。高畠選手がランダル選手のプレッシャーから堪らず投げたボールをランダル選手が弾き前へ出る。そのままドリブルしリングへ向かいシュートを放つ。これをトライフープ岡山の佐藤選手がランダル選手の腕を抑えてフリースローを獲得し、2本とも決める。試合時間残り30秒で香川78-72岡山と6点差に。最後に、ダマ選手がフリースローで2点追加して香川が岡山の追い上げムードを断ち、最終スコア香川80-72岡山とした。決勝スティールとフリースロー。ベテラン選手がここぞの場面で勝負を決定づけるプレーを攻守に渡って魅せた。
ランダル選手は日本で今シーズン11シーズン目を闘うベテラン選手。日本でのキャリア平均で18.6得点、8.1リバウンド、3.7アシストと得点、リバウンド、アシストと高いレベルでチームに貢献してきたプレイヤーだ。琉球ゴールデンキングス所属時の2014年にbjリーグ優勝、一昨年のFE名古屋でB2優勝に大きく貢献しておりその経験の豊富さ、リーダーシップも際立つ。
ランダル選手はこの3月に入って19.1得点、7.1リバウンド、6.1アシストとキャリア平均での数字を上回るパフォーマンスを見せている。特に今シーズンではボールハンドラーとしての役割もつとめアシスト数を大幅に伸ばており、B3リーグで4位の平均アシストをマークしている。
試合後にランダル選手は「パスワークの改善とターンオーバーを減らすこと、アップダウンの改善(試合の安定感)」を課題にあげた。この日の試合ではチーム全体でターンオーバーの数が僅か2本。ミスを減らして最後きっちりホーム丸亀で勝利したことで、満足感も漂わせていたが、最後に「チーム一丸となって良くなることに全員で取り組む必要がある」と話し、次の試合に向けて気を引き締めていた。
上良 潤起選手:
(身体のぶつかり合いが激しい試合でどう対応していたか、試合の入りから力強いドライブからの得点があった。)
「岡山に負けないフィジカル(ガツガツと身体をぶつけ合うような)なプレーをやるっていうのは、試合前から籔内さんからいわれていたこともあって、その部分で岡山さんに負けないでプレーをしようとしていた。そこは今日負けていなかったと思います。」
(今日の手応えがあった部分。プレイオフに向けた課題)
「KJが出ているときはKJにオフェンスで頼ってしまうところがあるので、インポート選手以外で自分やママドゥ選手が得点やアシストで絡めるシチュエーションを増やしてやっていかないといけないところで、今日はアシストが6本出せたのは良かったです。また、香川はディフェンスが良いチームなので、プレイオフに向けてまたそのディフェンスの部分が良くなっている手応えも感じているので、そこは継続してやっていきたいと思います。」
(B2へ戻るという目標、シーズンも最終盤に)
「一昨年の昇格へあと一歩のところ、昨年の降格した経験も、勿論悔しい気持ちがあって、その悔しい気持ちを思いだして、それを今シーズンはそれを晴らすために僕はここにいるので。でも、そこは本当に考えすぎずに、目の前の試合をしっかりと勝たないといけないので。1戦1戦目の前の試合にしっかり向き合いたいと思っています。」
籔内 幸樹HC:
(今日の試合の感想とチームの状況について)
「チームとして状況は悪くない。ある程度道筋通りには来ています。ただ、もうB1B2B3を含めてですけど、大体ゲーム1で大差がつくとゲーム2タフになるっていうのは、もうこれ本当なんか、バスケットボールのサガといいうか。あることなので。今日は岡山の選手がしっかりプレーしてきて、彼らもプロフェッショナルとしてしっかりコートで彼らのいいところを出してきていたので。その中でもしっかり今日は勝ち切ったことが本当に一番大事だったので、今日に関しても選手がよく頑張ってくれたというか、選手のおかげです。」
(次節の山口戦に向けて)
「次の試合に向けてやるべきことは変わらないです。岡山さんと山口さんでは少しタイプが違うので、僕たちもアジャストしないといけないことありますけども、まずはいつも通り自分たちのやるべきことをもう1回立ち返りながら、準備をしたいと思ってます。」
トライフープ岡山・大森勇HC
(HCとして約10年ぶりに香川に来たことについて)
10年ほど前なのですけどやっぱりその当時から応援されてる方にも会えましたし、当時のメンバーの方々も今U-15でチームに残られているので(菊池コーチ、喜多コーチ)懐かしい気持ち。時々連絡も元気にやっているか?と頂いていて。自分がこうやって対戦相手としてヘッドコーチで戻ってくるなんてのはちょっとやっぱり夢があるなと思って、すごい感慨深いものではありました。
(香川 ランダル選手 24得点 10リバウンド、3アシスト 1スティール、 ラベネル選手 25得点 10リバウンド ダマ選手 13得点 9リバウンド 、ストックマン選手 9得点 、上良選手 2得点6アシスト)
(岡山 高畠選手 18得点 4リバウンド 4アシスト 、サミュエル選手 16得点 9リバウンド 、浦野選手 12得点 佐藤選手 10得点)