ファイブアローズ

【ゲームレポート】アローズホーム開幕戦に立ちはだかったKJ選手。4Qに猛追もあと一歩及ばず。

B3リーグ2024-25 第2節1試合目
香川ファイブアローズ 79 -88 さいたまブロンコス
@善通寺市民体育館 10月5日(土) 14:00試合開始
(KJ選手のマークをかわしパスをする岡田選手)

新しく黄色のユニフォームに身を包んだ背番号10番岡田選手が拍手とともに投入された。マッチアップの相手は埼玉の16番松井選手。元日本代表の二人のシューターがコート上で挨拶を交し躍動した。コーナーでボールを待つ岡田選手にパスすら出させまいとするディフェンスの埼玉、松井選手。それならばと岡田選手自らボールを持ちムッサ・ダマ選手とのピックアンドロールでのプレーでアタック。ドライブからシュートを放とうとするも、後ろから松井選手がブロックショットに跳ぶ。簡単には撃たせないよと人差し指をふるパフォーマンスの松井選手。1Q終了近くには、右の45度の外で松井選手がボールを受けて岡田選手と1対1の場面に。松井選手が素早く右ドリブルからステップバック3を放ち決める。元日本代表シューター同士のマッチアップ対決では松井選手に軍配があがった。
松井選手のプレーもあり、埼玉がアウトサイドシュートでモメンタムを掴んでいくきっかけとなる。後半、シットン選手や秋山選手のスリーポイントシュートが決めリードを拡げられる。

だがアローズも簡単には諦めない。4Q開始時から21点差を追う。プレスディフェンスと高橋育実選手のペイントアタックやスリーポイントシュートなど気を吐いていき、猛追。
残り時間1分50秒で香川75-82埼玉と7点差まで縮める。後1,2本出れば試合がひっくり返せる。ベンチでは根來選手が立ち上がり応援パフォーマンス。会場に集まったアローズブースターの応援もヒートアップ。
が、最後、埼玉シットン選手のインサイドペイントや秋山選手のレイアップなどで埼玉が逃げ切りに成功。

高橋育実選手のペイントアタックをはじめチームで最後に見せ場を作るも、終わってみれば、松井選手がスリーポイントシュート3本成功を含む13得点など、チーム全体で12本のスリーポイントシュートを決めた埼玉のアウトサイド攻勢が響いて、逆転にはあと一歩及ばずだった。

籔内 幸樹HC :

(試合の振り返り)

「埼玉さんのスリーポイントシュートが12本。54%の成功率でこれだけ決められたら難しい試合になってしまう。埼玉さんがシンプルに良かったということだとおもいます。最初の数分間と最後の数分間が良かったかなと思っています。トータルで10分くらい。4クオーターの最後の雰囲気(21点差から6点差まで追い上げていった場面)はやっぱり彼らと今年一年一緒にチームになれてよかったなって思える、再確認させてもらったところでした。勿論ミスもあるし勝てなかったのでそれに関しては満足はしていません。最後の追い上げのチームの雰囲気というのは、僕は彼らのものだと思っています。」

(KJ選手との対戦について)

特別対戦相手になると嫌だとかはなくて、KJ選手は対戦相手云々の前にまず昔からの友達というのがあって。昨シーズンは香川で一緒にやって、彼にいろんなゲームを助けてもらって。当然リスペクトがあります。

それでも古巣には負けたくないと思って、彼の意地を見て、もうこれは一つ埼玉さんというくくりとしてリスペクトですし。彼へのリスペクトですよね。

(岡田選手とKJ選手のマッチアップで今日は岡田選手を上手く守られてしまった)

あの二人は10年以上前からああいう感じでやっていて。先週、ユースケ(岡田優介選手)のパフォーマンスがすごく良かったので、やっぱりユースケあれぐらいできるんだと思っていただいたと思うんですけれども。フィジカルのコンディションは全盛期の20%分位は戻っていないので。先週の優介のパフォーマンスも良かったですけれども、良い意味であれが彼本来の力ではないというか、もっと彼はすごいし、もっとできるし。先週のパフォーマンスがあったので、今日はちょっとあまりうまくいっていないと思っている方もいらっしゃると思うんですけれども。良い意味で全然100%ではないです。これからシーズン通してパフォーマンスを上げていかないといけないと思います。

近藤 崚太選手 :

(今日の試合の反省点と明日に向けて)

前半、埼玉のキープレーヤーに気持ちよくプレーさせてしまったっていうのは反省しなければいけないと思います。あとは、そこに引っ張られてかオフェンスがちょっと重たくなってしまった。もっと走りたいところをハーフコートバスケットを多く作ってしまったというところは一つ明日切り替えて持ってこなければいけないところだなという風には思っています。

でも、4Qに入ったメンバーがすごく勢いをもってプレーしてくれて。明日はああいうバスケットを1Qの入りからやっていきたいです。

高橋 育実 選手 : 

(今日の試合の振り返り)

さいたまさんのシュートが入ったっていうのはあったりしますけれど、やっぱり最初ちょっと受け身になってたかなっていう部分があって。最初から試合の4Qの強度で試合の頭からやれてたら、ゲーム展開が変わってたんではないかなと思います。

(4Qの追い上げの場面ではどうだったか)

大量のビハインドで後がない。追いつかないといけないという思いと、もう絶対に負けたくないっていう。ホームの初戦やったしもうそれは絶対に落としたくないっていう気持ちだけでした。多分チームのみんなも同じ気持ちだったと思います。

(ブースターの皆さんに)

たくさんの方に足を運んでいただいて、勝ってる姿っていうのを、勝ち試合をお届けできなかったのは、残念なんですけども。僕たちの目標は優勝なので。最後まで一緒に闘って後押ししてほしいです。はい。

(髪の毛の色を白く染めた心境)

ホーム開幕戦ということで、やってやるぞという気合いで。スーパーサイヤ人のような。

(ゲームハイの19得点でどういうことを心がけていたのか)

スリーポイントシュートはチームの仲間がクリエイトしてくれて最後にパスを良い形でくれたので、最後絶対決めないといけない、もう決めるっていう強い気持ちでやってました。

ドライブであったり、ファウルドロー(リングへアタックしてファウルをもらうプレー)というのは自分の持ち味だと思っていますし、籔内HCからもどんどんアタックして行けっていうのを言われていたので、そこは自信を持ってやろうと思ってプレーしていました。相手チームもファウルがかさんでいたので、ペイントタッチをしていきなさいと、そうすることで、時間も止めてフリースローをプラスできるので。今日はフリースローの確立がチームで55%と悪かったので良くなかったんですけど。そこはイージーに得点出来る機会が増えるので、どんどんペイントタッチを仕掛けなさいという指示はいただきました。

(シュートのタッチは良かった?)

良かったかと思います。でも、これを当たり前に、継続してやっていきたいと思います。

(香川 高橋 育実選手 19得点 3P 3/5 60% 2P 4/5 80% 2スティール 、 チャップマン選手 17得点 、デイビス選手 14得点 9リバウンド)

(埼玉 ビエリツァ選手 18得点 7リバウンド、 シットン選手 15得点 3P 4/6 66.7%、 松井選手 13得点 3P 3/4 75%  ワトキンス選手 12得点 11リバウンド) 

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