アローズ、東京Z戦終盤クロスゲームもあと一歩。GAME2は巻き返しを。
B3リーグ2024-25 第21節 1試合目
香川ファイブアローズ 68 - 71アースフレンズ東京Z
@高松市総合体育館 2月14日(金) 17:00試合開始
(試合時間残り2秒、スリーポイントシュートを放つ岡田選手)
試合残り時間2.6秒で香川68-71東京Zと3点差を追う場面。起死回生のスリーポイントシュートを託されたのは、先日今シーズンでアローズでの引退表明をした背番号10、岡田優介選手。
「タイムアウトのところで最後のシュートは優介に任せた」と籔内HC。
サイドラインに立つ近藤選手がデイビス選手へとパスを渡す。岡田選手はチャップマン選手のスクリーンを使って自らのマークについた下田平選手を剥がすとデイビス選手からパスを貰ってシュート。しかし、ベンレヴィ選手がカバーしてシュートブロックに飛んで指先にボールをかすめた。ふわりと弧を描いたボールはリングには届かず、東京Zの金本選手が最後掴み試合終了のブーザーが鳴った。
「今日はスリーポイントシュートが1/6。優介が決めていたら勝っているよって。厳しい言い方するとあいつが勝たしてもおかしくなかったゲームだったと思う」と指揮官。岡田選手とは同学年で、一層その思いも強い分、悔しさが滲んだ籔内HCの試合後コメントだった。
この日の試合は総じてディフェンシブな試合展開。だが試合の流れでシュートを決めきったのは東京Zの方だった。
1Qは香川17-21東京Zと東京Zがリードするも2Q,3Qには香川が取り戻し逆転。3Q終了時に香川55-52東京Zとするも、4Q開始から東京Zに13-0のランを許し、試合残り時間6:32で東京Z井手選手がプルアップジャンパーを決めて香川55-65東京Zで10点差まで開いた。
そこからアローズは近藤選手のドライブからのレイアップ、満尾選手のスリーポイントシュート、デイビス選手のフリースローなどで1点差まで詰め寄るなどし、終盤はクロスゲーム。それでも、東京Z、井手選手がスリーポイントシュートを決めるなど東京Zがリードを保ち、アローズにとっては最後決めきることが出来ずに敗戦だった。
この日の試合、アローズのフィールドゴール成功率は20/63(31.7%)でスリーポイントシュートは5/31(16.1%)と終始低調。東京Zはフィールドゴール成功が26/61(42.6%),スリーポイントシュート6/23(26.1%)と、シュートを試合展開の中で決めきって最後アローズを上回った。
試合後コメント
籔内 幸樹HC :
(試合を振り返って)
これまでの6回の負けの内、4回は自分たちを失った試合だと思っていて。失ったっていうのは自分たちから崩れるっていうイメージ。今日この7つ目の負けは(26勝7敗)同じ負けとはちょっと違うかなと。本当にバスケットっていうところで分けたかなっていう。彼らももちろん戦う姿勢もありましたし、しっかり勝ちに行きましたけども。僕たちが決めるフィールドゴールパーセンテージがすごい低いので。スリーポイントも2ポイントもフリースローも。そこも一つ大きな負けた原因になるんですが。ただ、バスケットはシュートが入らない日がある。シュートが入らない日に負けない戦い方をしないといけないんですけれども。
そこに関して僕らがスマートにできなかったっていう部分もありますし、あとは最後アースフレンズの井手選手と金本選手かな。金本選手がスリーポイントを決めて、バスケットカウントを決めてっていう。うちは決めきれなかった。そこの差で負けたかなというふうには思ってます。
(選手の成長について)
成長はしていると思いますよ。してると思うんですけど、僕たちは本当にゴールっていうその日は決まってるので。そこに本当に間に合うかどうかっていうところは、個々と個々で差はあるかなっていう感じはしてます。
(プレーオフに大事なこと)
バスケットの勝ち方は二つあると思ってて、シンプルに今日の逆ですよね。自分たちのフィールドゴールパーセンテージが高いとき、バスケットって得点を取るスポーツなので、それが高いときはおのずと勝つと思います。やっぱりパーセンテージが高くないときに、どうできるかっていうところを考えたら。
負けない勝ち方っていうところは、やっぱりシュートが入らなくてもか、勝つっていうふうに持ってくってのは結構大変だと思うんです。シュートを決めるスポーツで、シュートを決められ、決めれない日に勝つってのは大変なことなんですけど、その大変なことを彼たちが本当に最後やりきれるかっていうところは、やはりやれるんですよ。やれるんですけど、やり切れるかっていうところは、これからしっかりやってもらいたいと思ってます。
(香川: チャップマン選手 23得点 1アシスト 14リバウンド 、満尾選手 10得点 4アシスト 6リバウンド 、近藤選手 7得点 5アシスト 2リバウンド 2スティール 、 デイビス選手 9得点 2アシスト 2リバウンド 3ブロック )
(東京Z: ラプキン選手 15得点 1アシスト 16リバウンド 1ブロック 2スティール 、 ベンレヴィ選手 15得点 1アシスト 10リバウンド 1ブロック 2スティール 、 井手選手 12得点 3アシスト 金本選 手 11得点 2アシスト 2リバウンド 1スティール )








