ファイブアローズ

【ゲームレポート】古巣への恩返し弾!今林選手が反撃を断ち切る3Pで、アローズGAME1を先勝

B3リーグ 2025-26 第10節 GAME1
香川ファイブアローズ  81-75 東京ユナイテッドバスケットボールクラブ
@あなぶきアリーナ香川 11月29日(土) 14:00試合開始
(第4クオーター終盤、東京Uの川島選手とのマッチアップする今林選手)


最大20点差のロケットスタートから薄氷の勝利へ

香川ファイブアローズがあなぶきアリーナ香川に東京ユナイテッドBCを迎えた今節。前半、アローズは13-0の連続得点を含む猛攻で一時最大20点のリードを奪い、ロケットスタート。しかし終盤、東京Uの猛追。第4Q残り14秒、東京Uストックマン・ジュニア選手のドライブで79-75と4点差まで詰め寄られ緊迫の展開に。それでも最後は残り12秒、高橋育実選手がフリースローを沈めて81点目をもぎ取り、終始リードを許さず逃げ切り勝利を収めた。


古巣対決で輝いた今林選手が勝負を決めるスリーポイント

この日の主役は、昨季まで東京Uに所属し、B3日本人得点王にも輝いた今林萌選手。 
「自分の良さを出すことに集中した」と語る今林選手は、古巣相手に3ポイントシュートを3/5という高確率で決めた。最大の魅せ場だったのは第4クオーター、4分43秒。
元アローズのヴァーグ選手のフリースローで一時4点差まで迫られ、東京Uに流れが傾きかけていた。
セットプレーを今林選手がコールして始まったプレーだった。右コーナーでボールを受けると冷静なスリーポイントで一刀両断。この日、今林選手はチーム日本人最多の11得点、3アシスト、3リバウンドを記録。貢献度を表すEFFはチームトップの15を叩き出した。
かつての僚友、スティール王の川島選手とのマッチアップについても、「仲間としては心強いですが、だからこそ絶対負けたくない。オフェンスでは点を取り、ディフェンスでは止める。シンプルに気持ちを出したい」と語り、明日の試合への闘志を燃やしていた。


勝利してもなお籔内HCがチームに求める「心臓」

試合後の記者会見に現れた指揮官、籔内HCの表情はただ一人、厳しさを湛えていた。 
勝敗の行方が見えにくくなった第4クォーター、点差を詰められ会場に不穏な空気が漂った局面。指揮官はあえてタイムアウトを取らなかった。 「負けるつもりはなかったが、失ってはいけないものを骨身に染みて理解してほしかった。もうそれが僕はチームの心臓だと思っている」。HCはその真意を語った。それは、選手たちがコントロール可能な「やるべきこと」を、自覚と責任を持って確実に実行する、チームの核となる規範や姿勢そのものだ。
 その意図に応えるべく、選手たちはセットプレーから今林選手が値千金のスリーポイントシュートを決め、不穏な空気を一掃した。止まりかけた「心臓」を自らの手で再び動かした。タイムアウトで新たな指示を与える必要はなかった。
「勝ちを拾ってくれたのは彼らのおかげ。埼玉、東京Zと1勝1敗(スプリット)が続いているので、明日はしっかりホームで連勝する姿をお見せしたい 」。厳しい言葉があるのは、プロ選手、そしてプロチームとして、より一層高いプロフェッショナリズムを求めているからに他ならない。この日の試合の課題と収穫を胸に、アローズは明日のGAME2での連勝を誓う。

(香川:今林選手 11得点 3P 3/5 (60%) 3リバウンド3アシスト 、デイビス選手 6得点8リバウンド3アシスト2ブロック1スティール 、ランプキン選手 13得点8リバウンド1アシスト )

(東京U:ヴァーグ選手 10得点8リバウンド5アシスト3スティール 、コヴァル選手 17得点5リバウンド1ブロック 、川島選手 14得点1リバウンド2アシスト2スティール )