ファイブアローズ

【ゲームレポート】高橋克美選手が落とさない、落とさせない。ゲームハイ22得点でアローズ5連勝(11月2日 香川ファイブアローズ)

B3リーグ2024-25 第6節1試合目
香川ファイブアローズ 93 - 86ヴィアティン三重
@高松市総合体育館 11月2日(土) 14:00試合開始
(第3クオーターにコーナーから3ポイントシュートを決める高橋克実選手)

高橋克実選手がシュートを落とさない。
4Qの5分29秒のシュートを決めて21得点。そこまで放ったスリーポイントシュート4本とレイアップシュート2本。そしてペイントタッチしてファウルを誘うなどフリースローの5本。そのシュートをすべて決めきった。
そのすべてが強引に決めるとういう風ではおよそなく、シュートセレクションの良さから開いたら撃つを丁寧に決めきったようなものだった。「シュートがどれだけ決まっていたかは気にせず、結果そうなっただけ」と司令塔の役割と呼ばれるポイントガードのポジションで、自身のシュートが入っているかどうかよりも、頭にあったのはチームの勝利をもたらす最良の選択だった。
4Q3:13のシュートでノーミスでのシュートは途切れてしまうが、終わってみればゲームハイの22得点、フィールドゴール6/8,フリースロー6/7,シュート成功率は75%。貢献度を表すEFFも21とチーム1番の数字。この日のゴー・トゥー・ガイ(頼りになる選手)だった。

香川、三重とコートを走り合う試合運びの中、お互いが点を高確率で決め合う展開ともなったが、3Q終了時には香川70-60三重と10点差まで拡げると、ペイントタッチから獲得したフリースローを三重が9/17に対して香川が20/23と確実に決めきるなどし、香川得意の走る展開の中、4Qからはリードを許さず勝利を収めた。

高橋克実選手は前節新潟戦のGAME1で17得点。GAME2で14得点と得点能力を発揮しはじめており、1試合平均で11.5得点とその頭角を現し始めている。

試合後コメント

籔内 幸樹HC :

(試合を振り返って)

多分皆さんも含めて、どこか今日は簡単に勝てるんじゃないかっていうところが一番大きなポイントかなっていうふうに思ってます。
三重さんのチームの順位などから上手くいっていないのは理解した上で、その中で言葉悪いですけど彼らはなめてやったとか、そういうところはないです。
僕ももちろん真剣にやってましたし。すごく危機感はありました。
もちろん全く別の展開もあったと僕は考えていて、前半から20点差,30点差を三重さんにあけられたっていうケースも全然あると考えていました。そして今日のようにクロスゲームになるケースもあります。

それはうちのまだまだ弱さであったり。自分たちがやるべきことがやれてなかったっていうことだと思います。そこに関してはやっぱり自分たちに矢印を向けて考えないとと思うんです。

オフェンスに関しては90点取っているということで、何も言うことはないと思います。結局ディフェンスのところ。三重の7番の佐脇選手にスリーポイントシュートを7/7決められるなど、全体で11本約70%の確立で決められているのだから、それは三重さんに80点を取られますよね。例えば、作戦として守り方を与えたところで、反応できないということがあって、シンプルにライブコミュニケーション(プレーの中で仲間にどうしてほしいのか、自分がどうするのかを状況判断しながら伝え合うこと)ができていないっていうケースがあまりにも多い。あとはどこかなんとかなるって思っている。僕たちがマッチアップしてシューターの選手を絶対に落とさせるというのではなくて、どっかでシュートが落ちるんじゃないか、とか。例えば、PGの宮崎選手がハンドルしてアタックしてきたときに、先週の新潟戦のネルソン選手を守るように、そのときのモチベーションと同じように守れていたのだろうかとか。そういうところがすごく気になる。

基本的に選手のせいにするつもりはないんですけれど。うまくいかないのは僕のせいなんですけれど。今日の前半もそうですけれど、上手くいっていないときに僕がベンチから立ち上がって、怒って指示して、毎回やっていたら彼らはやると思いますよ。でも、本当に僕が全部答えを出すと何にも彼らの力にならないんですよ。やっぱりある程度我慢し座りながら彼ら自身で何とかさせないといけないんです。育てるっていうのはそういうことだと思うんです。

結局バスケットって5人でプレーするわけで。例えば僕はピック・アンド・ロールのハンドラーのディフェンスをするんであれば、やっぱりビッグマンの選手に守り方を確認したりとか、コミュニケーションを取りにいく回数ってどう考えても多くなるんですね。それができないんです。ただピック・アンド・ロールのディフェンスをしなければいけない。僕は頑張らないといけない。っていう認識で止まっているんです。

個々の準備が、チームの準備に繋がっていることが薄い。そこの薄さというのがすごく気になっているんです。

結局作戦をきっちり作って、うまく100%の確立で自分たちのやりたいことがはまれば良いんですけれど、例えば70%ぐらいしかできていないときに残りの30%を何とかしないといけないところを。自分たち次第でなんとでもなるところを、結局自分たちでその状況を共有しなくて、準備ができなくて、自分たちの大きなダメージになるっていうのがすごくある。

局面局面が変わるスポーツしてて、お互いがちゃんと伝え合うことをしないと。なんか言えっていつも言っていますけど。相思相愛でも、恋人関係でもなんでもそうですけれど、伝え合わないと無理でしょう。ちゃんとそこができないと弱いんです。僕はコーチしているのでそれは僕の弱さでもあるんですけれど。

高橋 克実 選手:

(今日のゲーム22得点のゲームハイ、シュートも4Qの中盤あたりまでノーミスだったことについて)

シュートタッチがどうだったとか、確率が何%だったとかはあんまり気にせずやっているので、結果そうなっただけでした。この先のシーズンを通してコンスタントにやっていければいいなと思います。

(新潟在籍の昨シーズン2023年10月21日にキャリアハイの28得点。それを越えたいという気持ちは?)

それは常に越えたいとは思っています。勿論常に思っているんですが、本当に今シーズンはもうどこからでも得点を取れるチームになっていると思うので、まずは試合に勝つということにフォーカスしてやっていきたいと思っています。

(今日の試合の反省点)

第1クォーターに本当に入り自分たちのバスケットが全然できていなかったので、まずは第1クォーターから、まずディフェンスからオフェンスっていう繋げるバスケを明日40分間通してやっていきたいなと思います。

コートに立っている5人がなかなかうまくコミュニケーションが取れていなかったという部分。オフェンス、ディフェンス関係なく常に取らないといけないものだと思っているので、そこは本当にコートに出てる5人がもっとコミュニケーションをとってやらないといけないと思っています。

オフェンスは93点取れているんですけど、ディフェンスの部分で80点取られているのが僕たちの課題。そこを明日修正したいと思います。

近藤 崚太 選手:
(今日の反省点)
1Qに27点とビッグクオーターを作られてしまって、最初から締めて入れなかったっていうところは明日絶対に変えなければいけないところで。やっぱりバスケットボールは喋らないと絶対にできないチームスポーツなので、もっとそこをチームとして良くしていきたいです。

(今日の試合を点数でいうと何点?個人とチーム)
個人的には100点満点中の10点ぐらい。チームは今日勝てたということもあり50点。ボールシェアがいつも少なかったりするので、アシストの数が少なかったりというのを気にしているんですけれども、チームとしてもっとワイドオープンの選手にだせよって話をしているので、それが今日はアシスト17本とあるので、それを加味して67点にしたいと思います。ですが、明日チームはもっと良くなれると思っています。

(香川 高橋克実選手 22得点 3P 4/5 80% 2P 2/3 66.7% FT 4/5 80% 3アシスト 1スティール 、チャップマン選手 18得点 4リバウンド 3アシスト1スティール1ブロック 、デイビス選手 14得点7リバウンド ダマ選手 11得点  6リバウンド )

(三重 佐脇選手 21得点 3P 7/7 100%、 宮崎選手 20得点 3アシスト、 マクレイ選手 19得点 6リバウンド 3アシスト )

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