ファイブアローズ

2025年8月30日記者会見インタビュー(香川ファイブアローズ)

2025年8月30日試合記者会見インタビュー


島田 慎二  Bリーグチェアマン


(今日のような6,699人がアリーナに集まった景色が生まれた価値
常に満員の景色とか、5000人、6000人入ったことがないからこそ、5000人、6000人って入れようと思っても本気になれないし、ファンも無理だと思うし、周りもいやいやいや。無理でしょう。みたいになるんですよね。
だから、今回本当にラッキーだったのは、例えば渡邊雄太選手がね、こう来たから、とはいえ、この景色が見れたっていうのは(とても価値のあること)。
私、冒頭、スピーチでも話しましたけど。こう見て、実感するってすごい大事で。これなんだっていうか。こういう感じになればいいんだ。ということは、今の現在地とのギャップが見えたと思うので。逆にこう、未来に見えたと思うんで。高松市総合でやってた時に想像し得なかったことを今日気づいたというか。できるかも!っていう風にクラブは思ってるし、選手たちも思ってるし、これでファンも感じていただければ。だんだん、その想像したことが実現に向かっていくっていうのは当然の流れなので。本当にそういう意味では、大きい1日になるんじゃないかなって。確信を持って思ってます。

(この日の景色を日常にしていくために必要なこと)
いきなりはね、難しいと思いますよ。大事なことは積み上げなので。その景色を見てイメージができたっていうことだけで今回は十分で。今1,500人ぐらいが平均のところが、今日は6500人とかじゃないですか。5000人のギャップあるわけで。でも、5000人クリアしていくような状況が作れれば、コンスタントにもうB1でもトップレベルの進捗で起こるってことなんで。あと2000人,3000人ぐらいですよね。
今回の試合を見て、このB1のクラブに、こう果敢に立ち向かっていく姿を見て、おそらく想像ですけど、黄色く座ってないですよね。まだね。
これがもし黄色く染まってれば、相対的に日常的にお客さん入ってると思うんですよ。でも、黄色が席巻してないってことは、おそらく初めて来たような方、もしくはそんな濃くない人たちも相当数いるはずですよね。でそれで、その人たちが今日のゲームを見て、もう少し前のめりになっていただいたりとか、そういう風になってくれば。
9月27日のホーム開幕戦にぜひ皆さんに来てほしいっていう言い方をしましたけど、その中で今日のゲーム見た人でまた一部、27日に来る方が増えれば、去年の平均で1650のところを、当然、開幕のこの後なんで、例えば3500人とか3700人とか来るようなことが来れば。それが通常に行くのは難しいかもしれませんけど、徐々に徐々に積み上げていって、多分来年になれば3000人行って、9億円を2年続けて、そうして、2030年にはB.PREMIEREへ行くんだ!って、僕らはもっとプロモーションしていくと思うんで、経営努力もすると思うし、その、なんかギャップがどんどん小さくなってる様はブースターの皆さんもわかると思うので、多分、友達とか会社の方々とこうやって連れていくエネルギーがちょっとずつ増えてきて、そうやって増えてるんですよ、どこのクラブも。どこも全く同じように増えてるとかないんで。ただ、その歩みのスピードはどうであれ、そっちに向かってこう進んでるっていうのは、もう全部の現場で見てる立場としては見て取れるので。簡単ではないことは重々承知ですけど。近づいていくんだろうなっていうのは私もイメージ持ってますし、クラブもイメージ持ってます。
そこを皆さんにも応援していただきたいなと思います。


生岡 直人 香川ファイブアローズ社長

(今日のゲームについて)
そう満足しちゃダメなんですけど、ある程度及第点というか。
しっかりやるべきことがあるんですけど、もちろん改善はあります。
運営面も競技面もみんな(満足できるものに)してくれたかなという風に思ってます。

(ホーム開幕戦に向けて)
まずは今回味わっていただいた、会場に来ていただいた方に、きっと千葉ジェッツふなばしさんであったり、渡邊雄太選手であったり、あなぶきアリーナがプロバスケットボールをする初めてだったり、いろんな目的来てきて、来てくださった中で、いかに香川ファイブアローズって面白いという、そんな状態を作れるかどうかっていうのが今回の勝負でした。選手が頑張ってくれて、ファイブアローズというチームって面白いやん!と思ってもらえた方はたくさんいらっしゃったんじゃないかなと思うので。こっから1ヶ月ですね。その方々にどのように来ていただくかっていうのを、広告であったりとか、あとはもうアナログのコミュニケーションであったりとか、様々な面でですね、しっかり呼びかけをしていけたらと思ってます。

試合後インタビュー
千葉ジェッツふなばし トレヴァー・グリーソン HC

(試合の感想)
雄太の凱旋試合でしたが、我々にとって本当に残念な結果でした。香川の方が上手に、そしてハードに、そしてタフに闘っていたという印象です。明らかにまだプレシーズンの初週で、リズムをつかもうとしている段階でした。それでも、私がもっと心配しているのは、チームの姿勢とジェッツのユニフォームを着ることへのプライド。雄太だけが試合を通してハードにプレーし、一貫したパフォーマンスを見せた選手だったかと思います。

(香川ファイブアローズと対戦しての感想)
香川は我々よりも激しく戦いました。選手層の部分は正直よく分かりません。ですが、彼らは終盤は痙攣を起こすほど(ジェイコブ・ランプキン選手がハードワークして足が攣る場面も)でした。本当にタフでフィジカルなプレーで、よく戦っていた。間違いなく、今日は彼らの方が我々を上回っていました。
我々は小さな教訓を得ました。つまり、ディビジョン3のチームが対戦相手だということは分かっていた。彼らがタフでハードに戦うと予想していたのに、我々がそれに応えられなかったのは本当に残念でした。

(あなぶきアリーナの印象)
本当に素晴らしいアリーナだったと思いました。新しいリングはほんの少し堅かったのかな?(チームスタッツを確認して)しかしながら、本当に素晴らしい施設で、地域の皆さん、地元の皆さんが楽しめるような素晴らしい未来が待っているなと思いました。


千葉ジェッツふなばし 渡邊 雄太 選手

(2012年の尽誠学園在学時以来の香川県での公式試合になったこと)
こんな早くに香川でプレーをさせてもらえる機会がいただけるとは正直思ってなかったですし、こういう機会を作ってくださった、ファイブアローズの関係者の皆様含めて、皆さんと、たくさん駆けつけてくださったファンの皆様のおかげで、個人の部分では、楽しんでプレーができたかなっていう風に思うので。ほんとうに良い機会をいただきました。
香川でプレーする機会もない状況だったんで、これを機に、僕のプレーを初めて見た方だったりとか、応援してくださってた方々も含めて、よりこう、バスケットボールだったり千葉ジェッツふなばしだったり、僕のことに興味を持って、もっともっと今後も応援していただければなっていう風に思いますし、やっぱり香川県でバスケットボールが盛り上がるっていうことは個人的にはすごい嬉しいことなので、今日を機会にバスケットボールの熱が香川で増していくことを期待しています。

(あなぶきアリーナでのプレーの感想)
本当にアリーナが素晴らしかったですし、僕自身も  ここで育って、こういう夢のようなアリーナが香川にできるっていうことは、小さい頃には考えたこともなかったので。本当にこれだけのお客さんが駆けつけてくれて、こういうアリーナでプレーができたっていうのは、1つ僕の夢が叶ったような瞬間でした。

(香川ファイブアローズと対戦して)
僕、個人的にも数年前(2022年のB2プレーオフ)に1度会場で試合を見させていただいたことあったんですけれど、本当にもうずっと40分間通してもうハードにプレーし続けるチーム。
今日はもう誰が見ても明らかに僕らより40分間ずっとハードにプレーをし続けていたのは香川の皆さんだったので。勝つべくして香川の皆さんが勝った試合だっていう風に思います。本当に力がすごくあるチームだと思うので、この先、近い将来、B.League PREMIEREで再戦できることを楽しみにしています。

(香川の皆さんにメッセージを)
ほんとうに今日の機会にバスケットボールというものに、たくさんの人がより興味を持ってくれたら嬉しいですし、香川ファイブアローズという素晴らしいチームが香川県にあります。
できたら千葉まで僕の応援に来てほしいなっていう気持ちもありますけど。
(距離などもあるために)それがなかなかできない人は香川ファイブアローズの応援をよろしくお願いします。


香川ファイブアローズ 籔内 幸樹 HC

(今日の試合を振り返って)
本当にこの時期に千葉ジェッツの皆さん、関係者の皆さんが快く香川に来てくれて、今日という日が実現したことがまず1番よかったなと思ってます。

(試合内容について)
この時期にゲームをするっていうのは、ほんとに選手にとってはなかなかすごい心身ともにタフだとは思うんですけども。なので、彼らでも言いましたけど、このゲームを、もちろん勝ったの彼ら、ポジティブに考える部分は持ってはいいと思うんですけども、大事なのは、良かったとしても悪かったにしても、これを本当に次どう繋げるかっていうことが1番僕は大事だと思ってるので。その中でも彼らが良かった部分もよかった部分は次にしっかり繋げたいなと思います。

(今日の試合で良かった部分は)
日本人選手は約3週間。1ヶ月近く一緒にやってるのかな。僕と1ヶ月くらいやっていて。試したい選手も今年はまだまだ。今日はコンディションで調整で、使うこともできなかったんですけども。少なからず今年こういうこと(チームコンセプト)をやろうかって言ってる部分も、コートでしっかり表現してくれたっていうのがよかったかなと思います。

(今日の試合で千葉を57失点に抑えたディフェンスの評価)
私が来てからこの2年、今年で3年目ですけども、ずっとディフェンスのコンセプトはある程度続けていて。ただ今年はそれにもう1つ2つ、ちょっと彼らに付け加えて、新しいことにチャレンジしてもらっています。スタイルっていうのは基本的に今年も変わるつもりはないと思います。

(新加入選手との連携も良かった。新チームの土台作りの段階での手応え)
形というか、雰囲気は見えました。昨年、これは僕がスタートしたかったんですけども。それは一年できずに、またそれでもしっかりこう、昨年は昨年のメンバーでやれることっていうのをやりながら、今年ある程度、自分の感覚とマッチするバスケットボールができそうな選手たちになってくれたっていうのが、1番良いなと。

(はじめてのあなぶきアリーナでの試合について)
本当に今から喋ることが僕の中では今日1番ほんとに大切にしたい部分で、僕はこの2年ここに来てコーチをさせてもらっていて、それでも2年前、平均で600人ぐらいなのかな、700人ぐらいかな、観客数っていうところで。この2年である程度2000人近くまでアベレージできて、3000人近いゲームが何節かできるようになってきて。今日、6600人の方が入ってくれた。

僕はここで喋ってるのもほんとうにありがたいというか。このタイミングでコーチさせていただいてるっていう部分なんですけども。本当にこのゲームにまでには2勝50敗のシーズンもこのクラブは経験してますし、どんだけ勝ちたくても勝てないシーズンも経験しています。
それでも、今日、実はここ来るまで、僕、秋田のヘッドコーチ前田顕蔵さん、顕蔵さんと電話して、僕はあの人に選手として1年ここに呼んでもらって、で、やっぱり1年ここでやったっていうのが、この10年後、11年後に繋がって、僕がここにコーチをしていて、ほんとにああいう、なんか僕はほんとにありがたいタイミングでやらせてもらってる。ほんとにもっとしんどくて、もっと大変な時にやっていた方っていうの、たくさんコーチも選手もスタッフもいると思うんで。本当にその人たちがいてくれたおかげでこのクラブは繋がってなかったら今日の6600人は絶対ないので。これを、だから次は僕たちの使命としたら、僕たちが、色んな方にやっていただいたみたいなところと一緒で。この6600人を次どう繋げるかっていうのが、新しいまたスタートかなと思ってます。


香川ファイブアローズ 根來 慎之介 選手

(試合の振り返り)
千葉ジェッツさんが来てくださって、こうやって、あなぶきアリーナで初めてする試合。しっかり結果として勝ち切れたのは本当にチームとしてよかったんですけど。千葉ジェッツさんもまだまだコンディショニングが上がっていない状態だったので。僕たちもこれからもっとステップアップして、もっといいバスケットを見せれるように頑張りたいなと思ってます。

(クラブ最多の6,699人の前でのプレーの感想)
最高でしたね。僕たち選手としても、こういう雰囲気の中でやっぱりバスケットボールをできるのはやっぱり幸せですし、チーム、ファイブアローズとしても歴史的に1番入った最多人数ですので、そういったその記念すべき試合に選手としてコートに立てたのが本当に誇りです。それをしっかり自覚して、今後、選手としてのもっと、パフォーマンスだったりもそうですし、責任感をもって、これからやっていきたいと思います。

(千葉ジェッツふなばしに勝利。開幕に向けて良いスタートが切れた)
ジェッツさんのホグ選手がいなかったりもあったと思いますし、富樫選手も代表から帰ってきて、練習してないっていうのを聞いていたので。
そういった部分でまだまだ千葉ジェッツさんはもっと強いチームだと思います。それに勝ったからといって僕たちも全然慢心するつもりもないし、ただ自分たちのやらないといけないバスケットをずっとやり続けるだけなので。勝ったのは嬉しいですけど、もっと僕たちはできると思ってるので、まだまだこれから上げていくので。ぜひそれを皆さんには追いかけてくれれば良いなと思います。

(ディフェンス強度が素晴らしい試合だった)
うちのチーム自体は昨年シーズンからディフェンスのところで強度高く、去年も平均失点、多分B3上位(B3リーグ2位の70.9失点)だったと思うんですけど、ディフェンスからトランジションを出したりとか、チームでオフェンスを組み立てるのが僕たちの初めのコームセプトなので。そういった部分ディフェンスの強度はこれがベーシックだと思ってもらって大丈夫です。

(千葉ジェッツふなばしと対戦する意味)
こうやって千葉ジェッツさんが来てくれて、こうやってメディアの方もいっぱい来てくれて、僕たちも嬉しいですし、色んなファンの人がやっぱ今日会場に足を運んでくれたので。こういう大舞台でバスケットできる楽しさだったりとか、そういった時の緊張感だったりというのを味わうことによって、どんどん向上心も若手は絶対出てくると思いますし、トップリーグに行ったらこういう会場でやるのがベーシックになるので。僕たちも、ファイブアローズがこういう会場でこんなにも人が来られたり、こうやってメディアの人たちがみんなに来てもらえるような環境を、チームとしても、選手としてもやっぱ作っていけたら。こういった部分を千葉さんのおかげだって言われないように、これからバスケットボールで、僕たちがファイブアローズのバスケットボールで、これだけの人を呼べるように頑張りたいなと思ってます。

(渡邊雄太選手とのマッチアップの場面もあった。タレントが揃う千葉ジェッツふなばしと対戦して)
個人のスキルだったり、それこそ渡邊雄太選手のやっぱサイズ感だったり、あのサイズでやっぱりあれだけ動けたら、やっぱりすごいなって思いますし、僕たち自身もやっぱりイチNBA選手と一緒にコートに立ててバスケットできるのはやっぱり幸せですし、本当に僕もフレックス(千葉Jのセットオフェンス)で速攻ダンクされたんすけど。とか、あとJ(ジェイコブ・ランプキン選手)に対してエンドワンのダンクだったりとか、やっぱああいうのはやっぱりすごいなって思いましたし、本当にいい経験になったと思います。
僕は一緒に富樫選手であったりとか、他の選手たちとはB1の時何回も対戦したことあったんですけど、今多分若い子たちは今日初めてだったと思うので、そういった選手にやっぱりちゃんとプレイできたっていうのは自信になると思いますし、本当にいい経験になって、これを自信に変えて次に繋げてもらえたらなと思います。

(試合開始前に、千葉ジェッツふなばしのベテラン選手、西村選手や荒尾選手に挨拶にいく様子も)
荒尾さんと西村文男さんは1個上の先輩方なので。僕がB3に来てからはもうあんまり接触することがなくなったので、久しぶりにお会いして。去年、岡田(優介)選手とのつながりもあって、東京で試合を見に来てくれたりしてたので、その時に少し喋らしてもらったんですけど。久しぶりにこうコート内で一緒にバスケできるのも楽しかったですし、よく切磋琢磨してきた人たちなので。そういった部分ではやっぱりこう、お久しぶりやなと思いながら。はい。僕に対しては痩せたなって言われたので。そういう話を雑談くらいです。

(新キャプテンになって、この日若い選手等周りに声をかけたこと)
1番はやっぱり楽しむことですよね。楽しむっていうのを選手各々伝えました。こういう試合になると、やっぱり千葉ジェッツっていうネームバリューだったり。それこそ瀬川君も若手で有望ですし、富樫選手、渡邊雄太選手、ジョン・ムーニー選手だったりとか、名前負けで緊張感もやっぱりあると思うので。それよりも、その相手に対してどれだけ楽しんでバスケできるかが1番大事だと思ったので。


香川ファイブアローズ 高橋 克実 選手

(試合の振り返り)
以前、在籍させていただいた千葉ジェッツの皆さん(2022-23シーズンに特別指定選手としてプレー)との初めての試合がこのあなぶきアリーナ香川での最初のゲームで、ほんとにたくさんの人が集まってくださいましたし、本当に前日からもずっと楽しみにしていたので、まずは楽しく試合をできたっていうことが1番良かったと思います。

(あなぶきアリーナで試合をしてみて)
今までにない、ほんとにたくさんの方が会場に足を運んでいただいて、先ほども言ったんですけど、本当に楽しかったですね。楽しくて、本当に皆さんが後押ししてくださった分、いいゲームができたのかなって思います。

(千葉ジェッツふなばしの元チームメイト達と話す場面も)
勇樹さん、富樫選手、西村文夫さんが、試合終わりに「これからも頑張れよって」と声をかけてくださって。やっぱりもう、ほんとうに尊敬してるので。頑張ろうって思いました。しっかり吸収していかないといけないなっていう部分だと思うので、その経験もあると思うんですけど、そういう、バスケットボール以外のとこでも、ファンサービスだったりっていうのは本当に素晴らしいと思ったので。やっぱり、バスケットボールはもちろんなんですけど、そういう部分も学んでいきたいと思います。

(会場のブースターの声援での後押し)
香川に来てから6,000人を超えるブースターの前でプレーしたことはなかったので、たくさんの方に見ていただき、黄色を来てくれている方も多く見えたので、一丸となって一緒に戦っているように感じられました。これからもよろしくお願いします。

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