ファイブアローズ

【ゲームレポート】ファイブアローズ9連勝!筑波の逆転3ポイントで熱闘のダブルオーバータイムに勝利

B3リーグ2023-24 第9節1試合目
香川ファイブアローズ 115-110(2OT) アースフレンズ東京Z
@高松市総合体育館 12月1日(金) 19:00試合開始
(2OT、筑波選手はコーナーからの3Pを決める)

マークのきついKJ選手からコーナーの3ポイントラインへパスが通ると、筑波選手は迷いなくジャンプシュート。
アースフレンズ東京Zが先行して得点を挙げていたダブルオーバータイム103‐104の一点ビハインドの場面、ファンの願いを乗せたシュートは勝利を引き寄せる3ポイントシュートとなった。
続いてムンホ選手、ランダル選手が得点を重ねて点差を広げ、最後は相手をタフショットに追い込むディフェンスで熱闘は決着。
ファイナルスコア115-110、香川ファイブアローズは連勝記録を9に伸ばし、12月1日終了時点での暫定順位は2位となった。

苦しい試合だった。
1Q、2Qと内容は悪くなく、ムンホ選手の3Pなどで先行しながら、50%を超える成功率で決めてくる東京Zの3Pに振り切ることができず、3Qからは東京Zパーカー選手のスピードに後手を踏んで4Q3分過ぎにはついに逆転を許してしまった。取って取られてを繰り返し、残り5秒で87-88。タイムアウトを取ってのラストプレーのチョイスはチームの大黒柱ラベネル選手の突貫。見事ファウルを貰うことに成功したものの、フリースローを1本外しての延長戦だった。

筑波選手は試合の決定機でのスリーのほか、1本の3Pシュート試投を決めて6得点。オーバータイムの出場は5ファウル退場が出たための急遽の出場で実は2Q以降、シュートを打っていなかった。決して褒められた話ではないが、その中で迷いなく打ち、決められた集中力はさすがの一言。
また、今季自己ベストタイ&この試合のチームハイの5アシストについて、「相手のヘルプがすごく早いっていうのを聞いていて、寄ってきたところで無理せず捌ければいいのかなって思っていたので。あとは周りの選手が決めてくれました。」と周りを立てるが、攻守に視野の広さを感じさせるプレーが目立っていた。
勝利への最後の扉を突破する鍵は、チーム最古参、周りを活かすことに長けた筑波選手が持っていた。

また、ムンホ選手は3P4本を含む21得点。「ジャン(ムンホ選手)がプレータイムが伸びているのは、プレータイムがない時期もあったんですが、腐らず、(自分の課題と)向き合って、チャンスを待って、今モノにしている。ちょっと自信を持っているかもしれないですね。安定してきたかなと思います」と籔内HCも称賛。
オーバータイム計10分間を出ずっぱりだったのは評価の証だ。

ホームの4連戦の初戦、苦しみながらも連勝を伸ばした香川ファイブアローズ。
「9連勝」という字面から感じるような視界良好・順風満帆、というにはまだ波は高く、強い向かい風も吹く。
だが、その中でも勝ち続けていることに価値がある。

(香川:ラベネル選手 30得点 13リバウンド4アシスト(ダブルダブル) ダマ選手 20得点10リバウンド2ブロック(ダブルダブル) ランダル選手 17得点 11リバウンド5アシスト(ダブルダブル) ムンホ選手 21得点2スティール )
(東京Z:ランプキン選手 30得点11リバウンド パーカー選手 28得点7アシスト 請田選手 22得点5アシスト4スティール )

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