【プレビュー】ホームでも連勝を伸ばす!油断なく自分たちのバスケットを貫くファイブアローズ
B3 LEAGUE 2023-24 第9節 ホームゲーム
香川ファイブアローズ VS アースフレンズ東京Z
12月1日(金) 19時ティップオフ
12月2日(土) 14時ティップオフ
@高松市総合体育館
16試合を終えて、12勝4敗の香川ファイブアローズ。
29日に行われた練習では時間を座学中心のMTGに多めに割き、来る3節ぶりのホームゲームへの確認を行った。
「やりたいなって思っていることで(今の完成度は)ディフェンスでは4割、5割くらい、オフェンスは2割ですね。ファンダメンタルズのところがまだまだです。」と籔内HCは、考え方を明確に順序だてて動きやポジショニングを指導。
8連勝はB3全チームで今季最長となっているが、練習中の活発な議論に緩みはない。
今週もホームでの勝利へまい進していく。
連勝中の雰囲気とは?
8連勝の空気について今季主将の上良選手は「正直、8連勝中のチームの雰囲気じゃない。」という。
前節はチームのベテラン・外国籍以外で伸びない得点、2試合とも相手と1本しか変わらなかったターンオーバー。相手のミスに救われた試合でもあった。
「プレーはあってきているけど、ミスが多かったし、それを減らしていくことが出来なければいつか負ける危機感はみんな持っている。」、自分たちのバスケットの質を高めること以外、集中すべきことはない様子。
上良選手は一昨季のB1昇格一歩手前まで行ったシーズンの経験者。
「ポジティブな声かけとか、(一昨季)できていたことを、もっとチームの中でできていけばもっと連勝が伸ばせると思う。」勝利を知る上良選手のプレーがファイブアローズの連勝街道を照らす!
山根選手デビュー。3P1本を決め、HCも「オフェンスで違う色を出してくれたら」
前節は選手登録即出場となった山根響選手。
8節1試合目ではいきなり約15分の出場時間をもらい、3P1本とフリースローで4得点を挙げた。一方、ガードとしては4ターンオーバーを喫し、試合を作れたかといえばまだまだ。2試合目の出場時間は1分半にとどまった。
「今、ある程度出来上がっているセカンドユニット(ランダル選手中心のセット)ではないところで出しているので無茶苦茶大変です。ただ、慣れなきゃできないっていうのはできないヤツの言葉で、出来るヤツは最初からできる。今より悪くなることはない選手なので、オフェンスで違う色を出してくれたら。(籔内HC)」とこれからも出場機会が与えられる見込み。
アースフレンズ東京Zはどんなチーム?
数少ない、日本人選手がチームを引っ張るB3チームといえる。
#13請田選手、#28井出選手は3P を多く放ち、また高確率で決めてくるだけでなく、プレーメイクができてターンオーバーも少ない。ここにシューターの#22近藤選手とベテランフォワード/センターの#3ファイ・サンバ選手(帰化選手)が加わって、それぞれが30分出場10得点程度は獲れる強力な日本人ラインナップを誇る。
514‐517。これは、アースフレンズ東京Zの3P‐2Pの試投数だ。つまり、2Pと同じだけの本数3Pを打ってくる、そういうチームになる。成功率も3Pは33.5%‐2Pは55.1%でまずまず。フリースローもよく決まる。
弱みは全体的にサイズが小さく、インサイドは#4ランプキン選手頼みな点。特にファイブアローズのファーストユニット(ラベネル選手・ダマ選手中心のセット)が優位に立てるかどうか?が試合の趨勢を握る。
ファイ選手は昨季籔内HCがアシスタントコーチとしてB1富山グラウジーズに所属していた時のチームメイトでもあった。お互いを知る者同士どちらがどちらを攻略するかにも注目したい。
因縁でいえばファイ選手のほかに、この対戦にはB3降格を同時に味わい、木村選手にとっては前所属チーム、ここで詳細を書かないが東京の衛藤HCは以前ファイブアローズのHCを辞していたりと、「負の遺産」で靄が掛かる。
チームや当事者、ファンの皆さんにとってそれらの清算が終わり、前を見て歩いていけるようになるターニングポイントになることを願う。
集客1500人へ、次々節12月丸亀市民体育館は2階席無料
この日は集まったメディアへ生岡代表が挨拶。
12月9日10日に開催される山口パッツファイブ戦@丸亀市民体育館を皮切りに、1月11日、12日@三豊市総合体育館・3月9日、10日@観音寺総合体育館・3月23日、24日@丸亀市民体育館それぞれの開催について2階席無料観戦をPR。
「来るBリーグワンに参入するにあたって平均1500人を達成することは非常に重要。」と力を籠める。
「収容人数いっぱいまで観客で一杯にしたい」とチームの全力で営業していく。