ファイブアローズ

丸亀でホームを守った!ラベネル選手が縦横無尽。アローズ12連勝記録タイ。

B3リーグ2023-24 第10節2試合目
香川ファイブアローズ 104-70 山口パッツファイブ
@丸亀市民体育館 12月10日(日) 14:00試合開始
(1Q、フリースローラインへ向かうラベネル選手)

ラベネル選手がシーズンハイの35得点6リバウンド4アシストと勝利を牽引

「エグい。」前半終了間際にもアローズベンチにいる仲間から思わず声が漏れる。この日のラベネル選手のシュートタッチは冴え渡っていたからだ。ラベネル選手がゴール下でシュートを決めたかと思えば、次はスリーポイントシュートもテンポ良く決めていく。縦横無尽。とにかくシュートを落とさない。序盤から差が開いていった。
丸亀市民体育館につめかけた1777名の観客からシュートを決める度にあがる歓声が勝利への期待から声も大きく膨らんでいった。
前半終了時にすでにラベネル選手は22得点スリーポイントシュートを3/4と高確率で決め、香川59-30山口と大量リードで折り返す。後半に入ってもシュートタッチが落ちる事がない。スリーポイントシュートを後半も更に3本追加して決めて、シーズンハイの35得点。

「自分の特徴はリング下のシュート、そしてジャンパーも狙えるしスリーポイントも持ってるので、昨日の試合では、結構アタックするシチュエーションが多かったので、今日はもう試合に入る前からもし相手が下がってるんだったら思いっきりシュートしようと思っていた」と試合後、ラベネル選手。

一部のブースターからは「ラベネル兄さん」とも呼ばれる。まさに香川ファイブアローズの兄として12連勝目を牽引した。この日の試合はラベネル選手を中心に他の選手達も効果的にシュートを決めてチーム全体で104点。ラベネル選手の相棒ランダル選手もパス供給源となりながらもリバンド、スコアリングとマルチに活躍し16得点11アシスト10リバウンドとトリプルダブルを達成。ダマ選手が17得点、ムンホ選手が10得点と複数のプレイヤーがしっかりと得点を上げて勝利に向け弾みをつけた。

籔内HCも「山口は2戦目に勝ってくるチームで、簡単ではないと思っていた。ただバスケットボールは得点を取るスポーツでシュートが入ればこういうゲームにもなる。シュートが入らないときに勝つ為にディフェンスをしっかりやろうということで、それを12積み重ねられたのは選手達のお陰。」とこの日シュートをしっかりと決めて12連勝を勝ち取った選手達を労った。

クラブ連勝新記録の挑戦と首位、福井ブローウィンズ戦へ。籔内HC「次節はクラブとしてもチャレンジ」ラベネル選手「福井との対戦を楽しみにしている」

ラベネル選手は「福井ブローウィンズは新しいチームで、いい選手がたくさんいて対戦するのを楽しみにしている。一方で深くは考えすぎずに、いつも通りのゲームだというふうな気持ちで試合に臨みたい。シーズンはまだ長いので、ここから自分たちが、目標であるプレーオフ出場、そしてチャンピオンシップ取るために、よくなることがあればそこに一番フォーカスしたいと思う。福井もいいチームだが、僕たちも負けない位の良いメンバーが揃っていて、勿論負けるつもりはない。相手が苦手と思えるようにやっていきたい」と福井ブローウィンズ戦に向けて意気込みを語った。

籔内HCは「今12(連勝で)で次(13連勝目の新記録)が首位福井とやれるというのは、クラブとしてのチャレンジになる。」と話す。
10月最後の横浜EX戦の敗戦の後、チーム内で話し合いの中で「リーグの風向きを変えてやろう」と挑んだ11月から連勝がスタート。福井ブローウィンズ戦で連勝新記録の挑戦となるが、チームのメルクマークとしての連勝記録とB3でトップの成績のチームとの対戦が偶然ながらも重なることは大きなモチベーションの一つだったはずだ。
B2への復帰ということを目標とするならばやはり越えなくてはいけない壁。そこにむかって挑戦できるチャンスがあるということはこのクラブが成長しているという証でもある。結果はどうであれというつもりはない、しっかり勝って年末を迎えたい。

(香川:ラベネル選手 35得点、6リバウンド、4アシスト ランダル選手 16得点、10リバウンド 、11アシスト ダマ選手 17得点 13リバウンド、3スティール ムンホ選手 10得点)
(山口:重富選手 13得点、ケンドリック選手 12得点、 山口選手 11得点 ジャクソン選手 8得点 10リバウンド)

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