熾烈な2位争い!鹿児島レブナイズとのゲーム1を熱血ディフェンスで見事制す!
B3リーグ2023-24 第17節1試合目
香川ファイブアローズ 75-57 鹿児島レブナイズ
@高松市総合体育館 2月2日(金) 19:00試合開始
(1Q 木村選手のアシストを受けてダンクシュートを決めるダマ選手)
2024年に入って初めての高松市総合体育館での試合。熾烈な2位争いのゲームはタイトなディフェンス合戦から熱気に包まれた。
香川は出だしから強度の高いディフェンスで鹿児島得意のオフェンスを抑えていく。
鹿児島は速い展開で早々リズムよく得点をあげることを得意としており、一試合平均で87.2点とリーグ2位の攻撃力を誇る。だが、それに対してこの日の香川のディフェンスはそうはさせなかった。
新加入選手のジェイことストックマン選手、木村選手、フォファナ選手がしつこいディフェンスで鹿児島の藤本選手、中島選手のアタックに食いついていく形で簡単にフィニッシュまでいかせることがない。リング周りでは、ラベネル選手、ダマ選手が身体を張ってボールを奪取。オフェンスでは、フォファナ選手のスリーポイントシュート、上良選手の連続スリーポイントシュートなどで第1クオーターから22-8としっかり主導権を握る。前半終了時に香川35-26鹿児島と香川の得意なスローペースな展開に持ち込んだ。
熾烈さを増したのは、後半からだった。タイトなディフェンスの応酬、身体のぶつかり合いはファウルコールすれすれのせめぎ合いに。両チーム選手、コーチも身振り手振りで必死のアピール。ファウルコールでゲームの流れが途切れそうな瞬間にも、ブースターの声援がチームに熱さと勢いをもたらした。ランダル選手がボールをしっかりキープしながらゲインズ選手とのマッチアップ。ランダル選手が得意のコンタクトプレーでファウルを誘う。ノーファウルのアピールをする鹿児島ヒルHC。高松市総合体育館へ詰めかけた鹿児島レブナイズのファンのブーイングが勢いを増す。しかし負けじと、ランダル選手が香川ファイブアローズブースターの声援を受けながらフリースローをしっかり決めて、鹿児島の勢いを絶つ。4Qの序盤で鹿児島インサイドの要であるロート選手がファウルアウト。
終盤インサイドではラベネル選手、アウトサイドシュートでは松井選手が確率良くゴールを射貫き、試合通じて一度も鹿児島にリードを明け渡さなかった。香川ファイブアローズのペースでゲームを掌握し、B3トップ2対決の初戦をモノにした。
(談話)
籔内HC:「第1クォーター本当に最初の5人がチームに良いエナジーをくれて、自分たちのやるべきディフェンスリバウンドでしっかりチームに勢いをくれたので。まずそれは本当に一番良かった点です。もちろん鹿児島さんも素晴らしいチームなので、それは簡単に前半に決まるゲームなることはもちろんないです。彼らはこのシーズンいろんなことを経験しながら、しっかり学んで、また後半、もう一つ自分たちのやりたいことをしっかりやり続けた。新しいこと違うことやったということではなくて、やらないといけないことをやり続けるっていうことをやっぱ4クォーターしっかりできたっていうのが、今日一番良かったかなと思います。
(今日は100点満点でいうなら何点の評価?)50点。というのも、これからシーズンがフィニッシュするに向けていく中で明日の試合しっかり取るというところを合わせて、100点満点ということ。プレーオフになると2日勝たないといけないんです。絶対に。1勝じゃ上がれないので、そこを見据えると連勝するということが今後、僕たちがシーズンをフィニッシュする上でトライしないといけないことなので。なので、今日50点。明日また50点満点をしっかり取る。ロッカールームでも全然選手達も満足していないので。もう一個取るぞという気持ちをひしひしと僕も感じている。僕も選手達を信じてもう一回明日鹿児島にチャレンジしたいと思っています。」
古巣香川との対戦ということもあり急遽グッズ売場の担当として駆けつけてくれた安慶大樹さんのコメント
「僕が昔いたときの選手、木村啓太郎、安部瑞基、筑波拓朗、久しぶりに会って昔の話を沢山して、楽しかったです。堀川竜一さんもいらして、こちらに帰る前にちょっと連絡も取っていました。お前が来るのか、びっくりしたよ、とか、喜んでくれて。今はグッズも香川にいた5年前の時よりも増えていますね。ここに来るとブースターさんが暖かい。ブースターさんからすごいエネルギーを貰って今日はすごく楽しくグッズ販売をさせてもらえています。熱々な試合を。香川も鹿児島も出し切った試合をすれば、お客さんもバスケットを面白いなってなってくれると思います。熱い試合をしてバスケットボールを好きな人をどんどん増やしていってほしいなと思いますね。今は鹿児島レブナイズのU-15の子供達を教えています。3月チャンピオンシップがあるので、勝ち上がって香川ファイブアローズと対戦できたりすればすごく嬉しいですね」
(香川:ラベネル選手 18得点12リバウンド、ランダル選手 10得点8リバウンド 7アシスト 松井選手 16得点 3P 4/8 )
(鹿児島:リチャードソン選手 15得点 12リバウンド 、ゲインズ選手 11得点7リバウンド、ゲール選手 11得点)