ファイブアローズ

【ゲームレポート】アローズ、東京ユナイテッドBCを破る。週末昇格決定の大一番となるプレーオフ準決勝へ。

B3 PLAYOFFS QUARTERFINALS 2023-24 2試合目
香川ファイブアローズ 87-75 東京ユナイテッドバスケットボールクラブ
@高松市総合体育館 4月21日(日) 14:00試合開始

(4Q 5:00 上良選手がスリーポイントシュートを決める)

ランダル選手からボールを受けてコーナーから放たれたショットが入った瞬間この日一番の大歓声が高松市総合体育館で響き渡った。B2へ戻る。その約束のためにこの試合は絶対に渡さない。そう感じさせるスリーポイントシュートだった。

上良選手がレギュラーシーズンで決めたスリーポイントシュートは56本。アローズでは松井選手、ラベネル選手に次ぐ3番目の成功数。今シーズン上良選手の放った全シュート数が256本。うち169本がスリーポイントシュートで、2ポイントに対して、3ポイントの割合は66%。昨シーズンの3ポイントシュートの割合が55%であり、今シーズンはより広くコートを使い更に得点効率の高い攻撃をする意識が見られている。レギュラーシーズン最終節埼玉ブロンコス戦の第2試合では8本のスリーポイントシュートを沈め、Bリーグキャリアハイとなる24得点と今シーズン成長が著しい。上良選手は2020年1月から特別指定選手として香川に加入し2020-21シーズンより本契約、プロ選手として香川で4シーズン目。試合後籔内HCも「自信をもってプレーしている」と評価していた。

試合はアローズがB3リーグクオーターファイル2連勝で東京ユナイテッドBCを破ってセミファイナルへ駒を進めた。ラベネル選手が29得点9リバウンド、ダマ選手が20得点8リバウンド、ランダル選手が12得点するなど、チームを牽引。前半香川40-40東京Uと互角の展開で進んでいくが、試合展開が拮抗し勝負どころの場面では松井選手、フォファナ選手、上良選手などがしっかりと得点を上げて、東京ユナイテッドBCの追い上げを振り切って見事勝利した。

籔内 幸樹HC:
(試合を振り返って)
ラベネルに関しては基本的には今日は40分良かった。スクー(ランダル選手)もだいぶ我慢したと思います。今日の前半は、さらに後半僕はラインナップ変えて、指示したことにもしっかりポジティブにやってくれて、多分彼前半0点だと思うんですけど、後ろでちゃんと後半だけで12点。今日はもちろん2日間通してドゥ(フォファナ選手)も潤起(上良選手)もいいですし、もちろん啓太郎(木村選手)だって今日すごく良かったですし、今日のゲームに関しては本当何かチームで取ったかな。

(いよいよ来週ファイナル.。鹿児島レブナイズが相手に)
ここまで来て今日もそうですけど、自分たちが楽なゲームをするなんていうそんな厚かましいことは100%ない。
もちろん鹿児島さんも素晴らしいチーム。しっかり今日みたいにこれがバスケットと呼べるような。我慢して我慢して我慢して勝ち切る、これが強いチームの証なのでしっかりやりたいなと思います。

(プレーオフ初戦でもなかなか観客が集まらない現状に)
何かを変える、変わるっていうのはすごく大変で。時間はかかってやっぱりいつも言ってますけど誰かだけが変わるとかでは駄目で。全部ですね。現場だけで頑張っても駄目だし、フロントだけ頑張っても駄目ですし。スポンサーやブースターの皆さんだけ頑張っても駄目です。もちろんメディアの皆さんもそうです。やっぱりみんなでやらないといけないです。

B2に上がったからとか新アリーナではそんな関係ないです。文化っていうのは弱かろうが強かろうが絶対に残るので、やっぱそこに向けてしっかりトライしていく中で、やっぱりブースターさんっていうのはもちろん真ん中にいると思います。ブースターさんが増えるのが僕も今日言いましたけど3000人っていうのがやっぱりある程度ボトムラインの文化にしたい。1人で行くつもりが、3人で行きますとか、チケット渡しますとか、本当にちっちゃいことかもしれないですけど、やっぱりちっちゃなことの地道なことっていうのが、本当に僕たちがやりたいこと一番の近道だと思ってる。会場に来て、黄色のシャツを着て楽しむ、というのを広めていただいて。やっぱり選手に良い環境でバスケットをさせてあげたいな。

東京ユナイテッドBC 宮田諭選手:

(試合の振り返り)
東京で試合をさせてもらったときうちのインポート(外国籍選手)が2人不在で、ちょっと試合としてあんまりクロスゲームにならなくて。香川さんとは今回本当に今シーズン初めてきっちり試合をするっていうことでお互い多分楽しみにしてた部分もあるし勝たなきゃいけないっていう理由もあるしという中で、クロスゲームになって。
お互いのファンの方に楽しんでいただけたかなというのが一つと、選手たちにとってもロッカーでも同じ話はしたんですけど、勝ち負けはもちろんあったんですけど、こういう試合が彼らのキャリアにとってすごくいい経験になると思うので内容は本当にいろいろあるところは細かく話すときりがないんですけども、まずは本当に良い試合ができたんじゃないかなと思っています。

(昨シーズンのチームメイト、フォファナ選手との対戦、自身の元チームメイト松井選手との対戦だった)
彼と試合ができたっていうのは本当に縁を感じますし、プレーオフの相手がどうだったっていうのはKJ(松井選手)も僕は個人的にはそうなんですけど。すごい嬉しい試合でした。ドゥ(フォファナ選手)は去年ウチ(東京ユナイテッドBC)に入ってきて、その前の八王子で速水(HC)とか上田、新号とも一緒にプレーしてるんですけど、彼のポテンシャルは昔からみんなが評価していて、去年も試合をするたびに成長してて、実はユナイテッドの2年目では本当にディフェンスを作るチームの中でキーマンになってもらえるかなというところもあったんですけど。シーズン終了直後に香川さんがあのオファーをしていることも聞いてましたし当時B2だった香川さんもそこまできちんとスカウティングをしてすぐに声をかけたっていうところはディフェンスやるそして走るっていうスタイル合致するだろうというところで声をかけたと思うんですけど、本当に今シーズンも役割を果たして怪我はあったんですけど、ディフェンスやって要所で3ポイントを決めてハッスルしてリバウンド取ってっていう今までの良さすごく生かされてたなと思います。
非常に悔しいゲームなんですけどそういった縁のある選手の成長は嬉しいことでもあるので。本当にこのプレーオフ、この先本当に大事な試合がまた今度鹿児島さんですかね、続くと思うんすけど、彼の活躍は期待してますし、ファンの皆さんも楽しんでいただければ。

(KJ松井選手について)
一生懸命頑張って、チームに良い影響を与えてますけど、今日昨日のパフォーマンスを見てもわかる通り、ここでやっているべき選手でもないと思ってるんです。ステップアップしてほしいと思うしクラブとしてもそうですし。彼はまだまだキャリア頑張ってほしいなと思いますし、10代の頃から知ってるんで本当に20年近く前にアルバルクに僕がいた頃にマッチアップしてたりとか。でもだいぶ年取ってきたと思うんですけどでもまだまだ頑張ってほしいなと思ってます。

(香川: ラベネル選手 29得点 9リバウンド 、ダマ選手 20得点 8リバウンド ランダル選手 12得点 )

(東京U:川島選手 14得点、 徳川選手 14得点 、クレイグ選手 13得点 7バウンド)

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